2021年4月15日論理的に話せるようになるための3つのステップ
「上司やお客様に説明する時、もっと論理的に話せるようになりたいんです」
日本話し方センターに来られた方から、上のようなお話をよく伺います。
ということで、今回は論理的に話せるようになるための3つのステップについて解説します。
まず最初のステップは、論理的に話せなかった具体的な状況をきちんと把握することです。
私が論理的に話せないという人に「具体的にどんな風に話せるようになりたいですか?」と質問すると、ほとんどの人が「う~ん、そうですね・・・」と考え込んでしまい、なかなかうまく話してもらえません。
そもそも、話しているうちに混乱してしまい、どういう会話だったか話したくても話せない状況になってしまったのでしょう。
論理的に話したい、という人は、物事を具体的に把握する習慣やスキルが身についていないように感じています。
従って、まず、話せなかった状況を把握することから始める必要があります。
・どういう場面だったのか
・どういう話し方をしたのか
・相手はどういう反応をしめしたのか
こうしたことをできるだけ具体的につかみましょう。
・上司に報告しているとき、何を言っているのか分からない、と言われた
・役員会で議案を長々と説明してしまい、司会役から手短に話すよう促された
・お客様に新サービスの提案をしたら、本当にできるの、と言われた
・新たな人事制度の案を提示したら、考えることはそれだけじゃなくてもっとあるのでは、と指摘された
状況は様々ですので、それらをできるだけ具体的に把握しましょう。
状況が具体的に把握できたら、2つ目のステップで行うことは、その状況が起こった原因を考えることです。
・話しているうちに次々と色々なことが頭に浮かび、それを次から次に話してしまう
・話す内容がうまく頭の中でまとめられないまま話してしまう
・A→B→Cと話さねばならないところ、A→Cと間を飛ばして離してしまう
・ある物事について深く考えてしまい、他に考慮すべき事が漏れてしまう
具体的な事実に基づいて考えていくと、なぜそういう話し方になってしまったのか、幾つか思いつくことが出てきます。
それらをできるだけ具体的に書き出していきます。
そして、これが一番の原因だな、というものを一つ選び出すのです。
原因はそれを改善するために探り出すのですから、幾つもあったのでは改善に手が回りません。
一番重要なもの一つに絞りましょう。
そして、最後のステップで選び出した原因を改善する方法を考えます。
・お客様に説明する内容にヌケモレがないように事前に整理する
・自分の説明で理解できるか、事前に他の人に話して評価してもらう
・話し方の専門家のトレーニングを受ける
一般に人は自分のことを分析するのは苦手です。
従って上のステップの具体的な事実が把握できたら、その後の原因追及、改善方法の検討は他の人の力を借りるのが賢明でしょう。
日本話し方センターの各コースでは、ベテランの講師が受講生の特性に応じたご指導をしています。
ベーシックコースでは、その実際の教室を見学いただける無料体験教室を随時開催しています。
是非ご参加ください!
日本話し方センターに来られた方から、上のようなお話をよく伺います。
ということで、今回は論理的に話せるようになるための3つのステップについて解説します。
まず最初のステップは、論理的に話せなかった具体的な状況をきちんと把握することです。
私が論理的に話せないという人に「具体的にどんな風に話せるようになりたいですか?」と質問すると、ほとんどの人が「う~ん、そうですね・・・」と考え込んでしまい、なかなかうまく話してもらえません。
そもそも、話しているうちに混乱してしまい、どういう会話だったか話したくても話せない状況になってしまったのでしょう。
論理的に話したい、という人は、物事を具体的に把握する習慣やスキルが身についていないように感じています。
従って、まず、話せなかった状況を把握することから始める必要があります。
・どういう場面だったのか
・どういう話し方をしたのか
・相手はどういう反応をしめしたのか
こうしたことをできるだけ具体的につかみましょう。
・上司に報告しているとき、何を言っているのか分からない、と言われた
・役員会で議案を長々と説明してしまい、司会役から手短に話すよう促された
・お客様に新サービスの提案をしたら、本当にできるの、と言われた
・新たな人事制度の案を提示したら、考えることはそれだけじゃなくてもっとあるのでは、と指摘された
状況は様々ですので、それらをできるだけ具体的に把握しましょう。
状況が具体的に把握できたら、2つ目のステップで行うことは、その状況が起こった原因を考えることです。
・話しているうちに次々と色々なことが頭に浮かび、それを次から次に話してしまう
・話す内容がうまく頭の中でまとめられないまま話してしまう
・A→B→Cと話さねばならないところ、A→Cと間を飛ばして離してしまう
・ある物事について深く考えてしまい、他に考慮すべき事が漏れてしまう
具体的な事実に基づいて考えていくと、なぜそういう話し方になってしまったのか、幾つか思いつくことが出てきます。
それらをできるだけ具体的に書き出していきます。
そして、これが一番の原因だな、というものを一つ選び出すのです。
原因はそれを改善するために探り出すのですから、幾つもあったのでは改善に手が回りません。
一番重要なもの一つに絞りましょう。
そして、最後のステップで選び出した原因を改善する方法を考えます。
・お客様に説明する内容にヌケモレがないように事前に整理する
・自分の説明で理解できるか、事前に他の人に話して評価してもらう
・話し方の専門家のトレーニングを受ける
一般に人は自分のことを分析するのは苦手です。
従って上のステップの具体的な事実が把握できたら、その後の原因追及、改善方法の検討は他の人の力を借りるのが賢明でしょう。
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