日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2022年5月6日話し方の上達が及ぼす意外な変化とは?

 

話がうまくなりたい、と思う人は世の中にはとても多いです。そうした方々は「話の仕方を上達させたい」と思って話し方教室を受講されます。しかし、話し方を学ぶと話の仕方とともに、想像もしていなかった効果があるのです。


★まず初めに「気付き」ありき


日本話し方センターのベーシックコースでは、毎回、前半の講義で話し方やコミュニケーションの取り方に関する様々な「知識」を伝えています。「話す前には声に出して練習するなど事前にしっかり準備をしましょう」などが「知識」の一例です。しかし、講義で知識を伝えるだけでは話し方は上達しません。話し方は「わかる」のではなく「できる」ことが肝要なのです。従って、講座の後半でスピーチ実習を行い、理解した知識を使えるようにトレーニングの時間を設けています。この実習では人それぞれのクセや特徴が出ます。早口だったり、目がキョロキョロしたり、声が小さかったり。その特徴に応じてレベルアップできるよう講師が個別にアドバイスをしています。この実習で受講生は、なるほどこうすればいいのか、という感触がつかめます。「確かに事前に準備して話をすると以前よりもスムーズに話せるようになっているな」と感じたとすれば、これは一種の「気付き」ですね。この「気付き」があって初めて話し方が上達し始めるのです。人は「なるほど」と腑に落ちないと何事もやってみようとは思いません。行動を起こさなければ、人は何も変わりません。そういう意味で「気付き」はとても大切なのです。

★気付き→実践→スキル


さて、「気付き」があると日常の中でもその気付いたことを「実践」してみようとします。例えば会社でのプレゼンなどの場面で、実際に事前にしっかりと準備をしてプレゼンに臨むのです。そうすると「今日のプレゼン、いつもより格段にわかりやすかったよ!」など、相手から今までとは違う反応が返ってきます。多くの受講生がこうした成功体験をしています。こうした成功を経験すると、その「実践」を継続しようという意欲が出ます。こうして継続し続けると、話す際に事前に準備をするという知識がしっかりと実行できるようになります。ここまで来ると「知識」はその人の「スキル」になったと言うことができます。

★スキル→習慣→人柄


さて、そのスキルが定着すると、その人の当たり前の行動になっていきます。あまり意識しなくても常に話す前に事前に準備をするようになります。この状態になるともう後戻りすることはありません。「知識」がその人の「習慣」になったのです。この「習慣」は、そのままその人のコミュニケーションスタイルになります。常に、話の前に準備をするという習慣のおかげで「あの人の話はわかりやすいね」という評価が定着します。すると、その「習慣」が「あの人はわかりやすい話をする」という評価になり、それがその人の「人柄」になるのです。多くの知識を習慣にすればするほど、それらは「人柄」となって他の人に与える印象も大きく変わってきます。

このようなプロセスを経て、コミュニケーションスタイルが以前とガラッと変わります。この変化は、人生が変わった、と言えるほどのインパクトがあります。実際、ベーシックコースの修了時に「ベーシックコースに通って人生が変わった」と仰る受講生は少なくありません。

★人生が変わる話し方教室で学びましょう!


日本話し方センターのベーシックコースなどの各コースでは実習を大切にしています。また、教室では「継続は力なり」という言葉を何度もお話しています。それらは、上で述べたように、知識を人柄にまで昇華させるために必要なことだからです。あなたも話し方を学んで人生を変えてみませんか?
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