日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2020年2月16日自分を変える「場」を持つ

最近、ユヴァル・ノア・ハラリが書いた

21 Lessons(トゥエンティワン・レッスンズ)

という本を読みました。

正解の見えない今の時代において、どのように思考しどのように行動すべきか、ということについて、21のセクションに分けて書かれています。

この本の中に、印象的な言葉がありました。

19章「教育」にある、

変化だけが唯一不変

という言葉です。



世の中は絶えず変化していく。

膨大な情報が簡単に手に入るようになった現代は、その変化のスピードがますます早くなっていく。

世の中が変化していく限り、自分も世の中の動きとともに変わっていかなければなりません。

変化だけが唯一不変、という逆説的な表現に強い刺激を受けました。

 

ところで、自分が変わる、と言ってもなかなかできることではありません。

これについて、コンサルタントの大前研一さんは次の様なことを言っています。
人間が変わる方法は3つしかない



  1. 時間の使い方を変える


  2. 住む場所を変える


  3. 付き合う人間を変える


私はこの言葉を、自分を変えるためには、今自分が置かれている環境を無理矢理にでも変えないといけない、ということだと解釈しています。

 

ここから少しPRのようになりますが、お付き合いください。

自分を変えるには、時間の使い方やつきあう人が違う、いつもとは異なる「場」があるとよいですね。

私は、日本話し方センターの話し方教室ベーシックコースは、そうした「場」の一つだと思っています。

受講中は、毎週(平日教室)または隔週(土曜教室)に人前に立って2分間のスピーチを行わねばなりません。

そのスピーチのネタ探し、原稿作り、スピーチ練習、そして受講と、この3ヶ月は「話し方」の上達のためにかなりの時間を費やします。

つまり、時間の使い方が変わるわけです。

話し方教室では話し方やコミュニケーションに関する様々なことをお伝えします。

学んだことを日常で実践されて成功された方は、人間関係も変わったという方が多いです。

人生が変わった、というコメントをいただくことも珍しいことではありません。

また、話し方教室には、経営者、医者・税理士などの専門家、会社員、就活生など、様々な方が参加されます。

3ヶ月間、教室で顔を合わせますし、3回から4回に一度、教室終了後に懇親会を開催しています。

なので、同じ教室で3ヶ月間学べば、受講生同士がかなり親しくなります。

3ヶ月の受講を終えた後も、受講生同士定期的に集まっている教室もあります。

つまり、話し方教室は、普段の生活では接し得ない人と交流する、つきあう人を変えることができる場でもあります。

 

自分を変える、ということは、本当に難しいことです。

それは、変わる、ということは、今の自分を否定することになり、それが受け入れられないという面があるからかも知れません。

あえて恥をかきながら自分を成長させる「場」を持てば、自分を変える可能性も広がるのではないでしょうか。
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