日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

2020年2月26日物事に積極的に取り組むようになる

話し方教室ベーシックコースを受講されている方に、

「受講を始めてから何かご自身に変化がありましたか?」

と時々、お尋ねしています。

私のその問い掛けに、

「すべてのことに対して少しずつだけど積極的に考えるようになってきました」

とお答えになる方が、少なからずいらっしゃいます。



 

そういう感想を仰る方は、講座が始まる頃と比べると、かなり話し方が上達されています。

声が大きくなったり、表情に余裕が出たり、楽しそうに話すようになったりと、変化の現れ方は人それぞれです。

しかし、皆さん、ご自身の成長を実感され、以前に比べて自信を感じる表情をされています。

 

先日もこういう方がいらっしゃいました。

その方は、就職活動中の学生さんです。

講座が始まる30分くらい前に早く来るので、就職面接のトレーニングをして欲しいとの要望がありました。

その方は3ヶ月コースの2ヶ月目を終えたところです。

快くお受けして、ご指導することにしました。

まず、話し方を見て、少し驚きました。

私は、その方が無料体験に来られた時に話をしていましたし、受講の最初の頃のスピーチも聞いていました。

その頃は、少しよそよそしい、斜に構えた感じで、相手に「自信がなさそうだな」と感じさせる話し方でした。

また、話の内容もまとまりがなく、聞き手の私が「こういうことですか?」と要約しないときちんと理解できないところもありました。

ところが、先日の面接トレーニングでは、私の模擬質問に、まっすぐに私を見て大き目の声で堂々と答えてくれました。

また、話していることも分かり易くまとまっていて、本当にそう思っているのだな、ということがわかる誠実な話しぶりでした。

この方も受講を始めてからの感想として、「物事に積極的に取り組めるようなった」と言ってくれています。

 

人は自分の変化を実感することはなかなか難しいものです。

しかし、話し方の変化、例えば声が大きくなってきた、あがりを感じなくなってきた、ということは、感覚としてつかみやすいのではないかと思います。

従って、話し方が上達すると自分でもその変化を実感することができます。

それが一つの成功体験となり、よし、他のことも少し前向きに取り組んでみよう、という意欲につながります。

今まであいさつをしていない人にあいさつをするようになったり、

イベントの司会を頼まれて思い切って引き受けてみたり、

新たな習い事にチャレンジしたり。

そういう方が数多くいらっしゃいます。

 

現在、話し方教室ベーシックコースを受講されている方が、一人でも多く、そうした積極的な変化を感じていただけるといいな、と思っています。
>横田章剛のブログTOP