2021年1月2日オンライン会議で効果的な話し方とは?
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
正月早々、感染者数が増大し、東京都など首都圏の4知事が政府に対して緊急事態宣言の発令を要請しました。
政府がこの要請にどう対応するかまだ分かりませんが、一段と人と人との接触が制限される動きにはなるでしょう。
在宅勤務が増え、会議なども会議室で行うのではなく、オンラインで行うことが今まで以上に増えそうです。
オンライン会議ではリアルの会議に比べて、参加者の注意力が散漫になります。
また、通信状態によっては、途中で音声や映像が途切れたり、切断したりすることもあります。
そうしたことを考慮して、今回はオンラインで会議をする場合の留意点についてお話します。
まず1つ目は、発言の最初に発言の趣旨を示す「主題」を言う、ということです。
「先ほどの原案について2つ質問があります」
「原案に賛成できません。前提条件に疑問があるからです」
「今のAさんの意見に賛成です」
自分が今からどういう意見や質問をするのか、という話の方向性を主題といいます。
この主題を明らかにすることで、他の参加者は「2つ質問するんだな」とか、「原案に反対なんだな」という発言の趣旨がわかり、意見や質問を理解しやすくなります。
また、通信環境が悪くて発言の一部が聞き取りにくい場合でも、発言の趣旨がわかっているのである程度の理解はできます。
この主題を先に述べるということは、リアルの会議でもとても効果がありますので、ぜひご留意ください。
2つ目は、発言を短くする、そして、発言の最後にもう一度主題をいう、ということです。
オンライン会議では、1人の人が長時間発言して冗長に感じると、参加者はリアルよりもはるかに集中力がなくなります。
これを回避するために、発言は要点のみを端的に伝えるようにしましょう。
また、リアルの会議と比べて、発言するタイミングがつかみにくいですね。
発言が途切れたので話そうとすると、直前まで発言していた人が続けて発言するのとぶつかったりします。
このようなことにならないように発言の最後に、
「以上、2つ質問しました。」
「以上により提案に賛成できません。」
「以上によりAさんの意見に賛成です。」
というように、主題をもう一度言って締めくくります。
これにより発言が終わったことがわかるので、他の人が発言しやすくなります。
そして、3つ目は、指示代名詞を極力使わないことです。
リアルの会議では、言葉以外に参加者の表情や場の雰囲気などの情報を得ることができます。
しかし、オンライン会議ではこのような空気感が読めないため、主に言葉しか判断する情報がなくなります。
なので、発言は誤解のないように具体的にすべきです。
発言の中で具体性に欠ける可能性が高いものが「これ、それ、あれ」などの指示代名詞です。
何を指すのかが曖昧だったり、聞き手によって指すものの捉え方が違ったりします。
例えば、こういう発言があったとします。
「5日の調査期間は3日でいいし、対象地域も5つから3つにすべきです」
「それはどうでしょうか。この調査はできるだけきちんとやるべきです」
この「それ」は期間、対象地域、その両方のどれを指しているのか曖昧ですね。
このような些細なことから誤解が生まれることが多いので、話している際の指示代名詞は本当に注意が必要です。
今回はオンライン会議についてご紹介した内容は日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中セミナーでお伝えしている内容の一部です。
これらのコースでは、話し方全般に関して、リアルでもオンラインでも応用できることをお伝えし、トレーニングしています。
ぜひホームページをご確認ください!
本年も宜しくお願い致します。
正月早々、感染者数が増大し、東京都など首都圏の4知事が政府に対して緊急事態宣言の発令を要請しました。
政府がこの要請にどう対応するかまだ分かりませんが、一段と人と人との接触が制限される動きにはなるでしょう。
在宅勤務が増え、会議なども会議室で行うのではなく、オンラインで行うことが今まで以上に増えそうです。
オンライン会議ではリアルの会議に比べて、参加者の注意力が散漫になります。
また、通信状態によっては、途中で音声や映像が途切れたり、切断したりすることもあります。
そうしたことを考慮して、今回はオンラインで会議をする場合の留意点についてお話します。
まず1つ目は、発言の最初に発言の趣旨を示す「主題」を言う、ということです。
「先ほどの原案について2つ質問があります」
「原案に賛成できません。前提条件に疑問があるからです」
「今のAさんの意見に賛成です」
自分が今からどういう意見や質問をするのか、という話の方向性を主題といいます。
この主題を明らかにすることで、他の参加者は「2つ質問するんだな」とか、「原案に反対なんだな」という発言の趣旨がわかり、意見や質問を理解しやすくなります。
また、通信環境が悪くて発言の一部が聞き取りにくい場合でも、発言の趣旨がわかっているのである程度の理解はできます。
この主題を先に述べるということは、リアルの会議でもとても効果がありますので、ぜひご留意ください。
2つ目は、発言を短くする、そして、発言の最後にもう一度主題をいう、ということです。
オンライン会議では、1人の人が長時間発言して冗長に感じると、参加者はリアルよりもはるかに集中力がなくなります。
これを回避するために、発言は要点のみを端的に伝えるようにしましょう。
また、リアルの会議と比べて、発言するタイミングがつかみにくいですね。
発言が途切れたので話そうとすると、直前まで発言していた人が続けて発言するのとぶつかったりします。
このようなことにならないように発言の最後に、
「以上、2つ質問しました。」
「以上により提案に賛成できません。」
「以上によりAさんの意見に賛成です。」
というように、主題をもう一度言って締めくくります。
これにより発言が終わったことがわかるので、他の人が発言しやすくなります。
そして、3つ目は、指示代名詞を極力使わないことです。
リアルの会議では、言葉以外に参加者の表情や場の雰囲気などの情報を得ることができます。
しかし、オンライン会議ではこのような空気感が読めないため、主に言葉しか判断する情報がなくなります。
なので、発言は誤解のないように具体的にすべきです。
発言の中で具体性に欠ける可能性が高いものが「これ、それ、あれ」などの指示代名詞です。
何を指すのかが曖昧だったり、聞き手によって指すものの捉え方が違ったりします。
例えば、こういう発言があったとします。
「5日の調査期間は3日でいいし、対象地域も5つから3つにすべきです」
「それはどうでしょうか。この調査はできるだけきちんとやるべきです」
この「それ」は期間、対象地域、その両方のどれを指しているのか曖昧ですね。
このような些細なことから誤解が生まれることが多いので、話している際の指示代名詞は本当に注意が必要です。
今回はオンライン会議についてご紹介した内容は日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中セミナーでお伝えしている内容の一部です。
これらのコースでは、話し方全般に関して、リアルでもオンラインでも応用できることをお伝えし、トレーニングしています。
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