日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2019年4月24日高い声と低い声

昨日、ベーシックコースの無料見学に来られた方が、こんな話をされていました。

「私はこの春から営業部門に転属になりました。実はとてもあがり症で、初対面の人と話すと、すごく緊張してしまうのを何とかしたいんです。
それから、私は実年齢より若く見られるので、どうも軽く見られるようです・・・どうしたらいいでしょうか?」

人と話すとき緊張してしまう、という点は、ベーシックコースを受けてもらえれば、たいていの人はあがり症を抑えて、緊張をコントロールできるようになります。

しかし、若く見られることについて相談されたことはなかったので、少し考えてしまいました。

そして、こう答えました。「少し低い声で話すようにしてみましょう。」

高い声は、明るく親しみやすい感じを相手に与えます。また、遠くまで通ります。

なので、ベーシックコースでも、地声が低い人には、「少し高い声でスピーチしましょう。その方が音調が明るくなり、聞き手によりよい印象を与えることができますよ。」とアドバイスしています。

一方、低い声の特徴は、聞き手に信頼感を与えることです。

昨日見学をされた方は、確かに、かなり若い感じで、私も初めてお会いしたときは、学生さんかな、と思ってしまいました。
また、それに加えて声も少し高かったのです。この高い声が、より若い印象を与えているのです。

「若い感じで声も高いので、初対面の人でも、明るい人だな、といい第一印象を持つでしょう。それはすごく有効な武器ですね。
でも、関係性構築のために世間話をする時は、その感じでいいのですが、営業の話をする場面になった時は、少し声を低目に出してください。相手に信頼感を与えるので、話をしっかり聞いてもらえると思いますよ。」

私の話に、見学された方は納得いただけたようでした。

皆さんも、声の高低を意識してコントロールしてみてはいかがですか?

是非トライしてみてください!
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