日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2020年7月15日あがりを抑えるトレーニング方法とは?

昨日は6月火曜教室の第4回講座が開催されました。



この教室を受講されている皆さんは、とても積極的に取り組んでいただいています。

講座が始まる30分前から続々と教室に来られて、スピーチのチェックや話す際の立ち居振る舞いの練習などをしています。

そして、講義の後のスピーチ実習では、多くの人が4回目とは思えないくらい、大きな声で堂々と話しをされました。

この教室を受講されているほとんどの方が、人前で話す時にあがってしまうのを何とかしたい、という動機で来られています。

そうした方々が、開講後4週間で見違えるほど堂々と話しをされている姿は感動的でした。

 

しかし、スピーチをしている本人は、内心とてもあがっていてドキドキしながら話をしているようです。

多くの受講生がスピーチが終わると途端に、あ~、緊張した~、という表情をしていました。

また、講師が「どうでしたか?」と聞くと、「いや~、緊張しましたぁ~」と仰っていました。

でも、大丈夫。

私は、この調子で練習を重ねていただければ、必ずや話している最中もあがりを意識しなくなる、と確信しています。

 

日本話し方センターの話し方教室を受講される多くの方が、あがりを抑えて話ができるようになります。

ベーシックコースでも2日間集中セミナーでも、講座の最初の方で「あがらずに話す方法」をお伝えしています。

あがりを抑えるポイントは6つありますが、その中でも重要なことは、

・充分に準備をすること

・場数を踏むこと

の2つです。

 

まず、大切なことは、充分な準備をする、ということです。

昨日の受講生の大半が、充分な準備をしてスピーチをされました。

なので、あがりながらでも、人前で話ができるようになったのです。

スピーチをする前の準備と言えば、原稿を書いて、少し読んでみて、まぁ、これでいいだろう、と思ったらそれ以上のことはしない、というのが一般的でしょう。

しかし、これでは不十分なので本番ではまず間違いなくあがってしまい、思うように話せません。

ああ、もうこんな恥ずかしい思いはしたくない、と思って、それ以降はスピーチから全力で逃れることばかり考える、ということになります。

しかし、日本話し方センターの話し方教室では、もっと徹底した準備をお願いしています。

原稿を作ったら最低30回、声に出して練習することが最低限の準備です。

これを実行すると、ほとんど原稿を見ずに話ができるようになります。

そして、実際に話してみて、今までよりは思った通りに話せた、という成果を実感します。

 

しかし、この段階ではまだ自分自身はあがったまま話している、という感覚は残ったままです。

昨日の受講生はまさにこの段階にいる方々です。

そこで次に必要なのが、場数を踏むこと、です。

充分な準備をして、あがりながらも話せる、という経験を何度かするうちに、徐々に、話している時のあがりを感じなくなってきます。

あがりをコントロールできるようになるのです。

 

あがりを抑える、ということは一種のスキルです。

スキルは、ある程度の経験を経ないと身につきません。

従って、あがりを抑えて話ができるようになるには、経験=場数を踏むことが必要なのです。

 

6月教室を受講されている方は、今後も積極的に練習をされると思います。

その努力は、あがりをコントロールしながら話せるというスキルを身につける、という成果となって表れることでしょう。

このスキルは、ご本人の一生の財産になるに違いありません。

 

人前で話すことが苦手という方は、ぜひ日本話し方センターの話し方教室の受講をご検討ください!
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