成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

毎日の反省を書きとめ活かしていこう

私には、いくつもの欠点がありました。その中でも、何度も同じ失敗を繰り返
してしまうことが、特に悩みでした。
例えば、会社の面接では緊張して余計なことを言って評価を下げてしまうミス
を、懲りずに何度も繰り返していました。次こそは同じミスをするまいと考え
ていても、次の面接の時はすっかり忘れてしまい失敗する。その繰り返しでし
た。

加えて、人前で話すときに緊張しすぎて失敗することもよくありました。しっ
かりしなくてはと気負いすぎて、かえってことが空回りしてしまうことが、た
びたびありました。その様子を見ていた人が「あまり緊張しなくてもいいんで
すよ」と心配するほどでした。
この緊張感も直そうと思い教室に参加しました。

始めは、流暢に話す方法や緊張しない話し方など、上手に話すためのテクニッ
クを学べると考えていました。その予想は外れました。その代わり教室では、
普段の行動と言葉の間に強いつながりがあることを、繰り返し教わりました。

例えば、普段の挨拶一つ行動ひとつで、話す言葉の相手の受け取り方が、大き
く変化することもあると習いました。
また、話すときに緊張することは当たり前で、最低30回練習することで「させ
られる話」を「したい話」にしていくことが、緊張を上手にコントロールする
コツであることも習いました。

そして、自分を改善していくには、失敗からも学ぶことがあることを何度も聞
きました。失敗を活かすためには、毎日の終わりに、その日の行動を振り返り、
失敗したことの反省を日記に書くことが有効であることも知りました。なによ
り自分にとって新鮮だったのは、それらのことは無理なく、普段の生活で行え
ることばかりだったことです。

その講義を受けてから、私は自分の行動を少しづつ変えていくことにしました。
文房具屋で日記を買い、毎日の反省を書いていくことにしました。すると、普
段の失敗の多くが、相手のことを考えていないことにあると気が付きました。
これは自分の言いたいことのみを話していることに原因がありました。
これでは、いくら話をしても相手をうんざりさせてしまうだけだと感じました。
それからは、話をしながら相手の表情や、気持ちを考えながら話をするように
しました。
すると、話している途中で、相手が違和感を感じていることに気づけるように
なりました。

これからも、毎日の反省を日記に書き、実生活の中で活かしていきます。

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