成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

問題意識を持って話を聞こう

「例のあの件どうなった?」
「はい、言われた通りに原料を持って商品化したのですが、予算が合わず原料を高値で買い取らせていただくことにしました」
「ん? 真田、何が言いたいんだ? もっとわかりやすく話してくれ!」
(そんなこと言われても、どうすればいいんだろう) と思い、話し方教室に通うことに決めました。

授業が進むにつれ、「自分の意見をもっと出した方が良いよ」とアドバイスをもらいました。しかし「自分の意見とはどういう意味なのだろう」今一つピンと来ません。インターネットで調べてみると「意見は問題やテーマに対しての自分の考えである」とありました。
(なるほど! 話している人が何を話したいのか考えながら話を聞けば良いのか)

朝礼で社長や常務が話しているのを聞きました。
(いろんな例え話が長々と続いているけれど、結局言いたい事は冒頭の、きちんとした情報を集めて商談につなげて欲しい、ということなのだろうな)
教室で学んだことを実践したことで、話を要約して聞くことができるようになりました。

そして会議でのことです。
「真田君、この商品についてどう思う?」
「この商品は冷凍食品で長期保存ができ、またカットされていて利便性があります。しかし、1回開けてしまったら使い切らなくてはいけない点は改善の余地があります。食品加工の袋をジップロックのようにすればよりこまめに使うことができ、お客様が使いやすくなります」
参加している人が、私の話を聞いてうなずいていました。
(皆さんが納得してくれているのだなぁ。気持ちいいな~)

この経験から、人前で話すことに抵抗がなくなっていることが実感できました。今後は相手が話しているときは何が言いたいのか考えながら話を聞くこと、そして、自分が話をするときは、自分が言いたいことを整理してから話すことを意識していきます。

日本話し方センターからの一言

ビジネス上の会話では自分の意見を言うことが非常に重要です。ベーシックコースでは、2分間のスピーチ実習を毎回行っていますが、その中でスピーチ内容に合わせてどのような意見を言えばいいか、個別にアドバイスしています。また、意見を言う際の強弱付け方など発声の仕方についても具体的にご指導しています。その実習で得たスキルを仕事の中で活かしていただきました。大変うれしく思っています!

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