日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2020年9月15日自分を変える小さな行動とは?

「話す」ということに苦手意識を持っている人は世の中にたくさんいますね。

一言に苦手意識と言っても、そのお悩みは様々です。

・人前で話す時にあがってしまい、うまく話せない

・他の人から何を言っているのか分からないと言われる

・人見知りで初対面の人と緊張してうまく話せない

・何を話していいかわからず、雑談ができない

こうしたお悩みを持っている人は、話すと言うことに対してそもそも気持ちが負けてしまっている人が多いようです。

上司への報告にしても、雑談にしても、できれば避けたい、と思っている人が多いように感じます。

まず、その気持ちを変えるためには、自分の行動を変えないといけません。

行動を変えることで、気持ちが変わるということは多くの方が経験していると思います。



行動を変える、ということは、今までと違うことを継続して行なうということです。

なかなか難しいことですので、できれば小さな行動から変えてみた方が抵抗感はないでしょう。

そこで、私がお勧めする、話し方を変える小さな行動は、「声に出して返事をする」ということです。

 

話が苦手な人の多くは、余り声を出さない、声を出してもすごく小さいという特徴があります。

人と話をすることにストレスを感じ、寡黙になってしまう方が少なくありません。

その状況を変えるためには、声を出すことを習慣化するとよいでしょう。

 

例えば、病院で待っていて名前を呼ばれたとき、黙って立ち上がる人がほとんどです。

病院で名前を呼ばれたら「はい」と返事をするようにしてみてください。

病院に限らず、様々なところで名前を呼ばれたら「はい」と返事をするようにしてください。

はじめは恥ずかしいでしょうから、小さな声で構いません。

小さな声でいいので、とにかく返事する、ということを続けてください。

そうすると、次第に声を出すことに抵抗感がなくなってきます。

そして、少しずつ、明るく大きめの声で返事ができるようになってきます。

やがて、声を出すことに抵抗がなくなり、スタッフの人などと簡単な雑談がしてみよう、という気持ちにもなるでしょう。

返事だけでなく、コンビニで会計が終わったら店員さんに「ありがとう」という、外食をして会計が済んだら「ごちそうさま」ということにもチャレンジしてみるとよいでしょう。

 

話が苦手な人は、相手から受ける圧力に負けてしまっている傾向があります。

しかし、明るく大きめの声が出せるようになると、その声によって相手からの圧力をはね返すことができるのです。

そして、初対面の人との会話も、エレベーターでの雑談も、ひいては人前での話も、以前より抵抗感がなくなって、できるようになるのです。

この行動を通して声が出るようなると、何事にも積極的な気持ちになれます。

実際、話し方教室では、あいさつを習慣にすることで他のことにも積極的に取り組むようになったという受講生が数多くいらっしゃいます。

 

自分の思うように話ができるようなる最初の一歩は、思うように声が出るようになることです。

そのために、まず、名前を呼ばれたら返事をする、という小さなチャレンジをしてみてください。

 

日本話し方センターの話し方教室では、スピーチ実習をはじめとして声を出す、というトレーニングを徹底して行います。

詳しくは、「受講の成果」をご覧ください。
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