2020年2月14日考えるより行動しよう
ベストセラーとなっている、ロルフ・ドベリ著「Think Clearly」という本を数ヶ月前に読みました。
この本は、「最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」という副題がついています。
我々が生きていく上で参考になることが書かれていて、非常に感銘を受けました。
この本には、52の思考法が紹介されています。
一つひとつは、
・自分の頭で考えよう
・専門分野を持とう
・不要な心配事を避けよう
など、とてもシンプルなテーマです。
しかし、その思考法を解説する例話が面白くて納得できるので、最後まで興味を持って読めました。
その中で印象に残っている思考法の一つに、
「考えるより、行動しよう」
というものがあります。
例えば、文章を書く場合、何を書くかというアイデアは、考えている時にではなく、書いている最中に浮かびます。
そして、この法則は、人間が行う、ありとあらゆる領域の活動に当てはまります。
セールスマンが完璧なセールストークができるようになるのは、セールス方法を研究するからではなく、話術を何度も磨きあげ、数え切れないほど断られるという経験をするからです。
つまり、考えるだけではダメで、行動しなければならない、ということです。
しかし、人間はつい考えることに時間を費やしてしまいます。
本書では、それは、考える方が楽で、行動するのは難しいからだ、としています。
このことは、正に話し方にピッタリ当てはまります。
私たちの話し方教室2日間集中セミナーでは、その場で失敗談などのテーマでスピーチを作って話してもらいます。
その際に、多くの方はスピーチ原稿の作成にかなりの時間を費やされます。
講師が、
「だいたいのストーリーができあがったら声に出して練習しながら原稿を完成させていってください!」
とお願いしても、中々立ち上がろうとはされません。
それは、原稿を考えている方が楽、という面があるのかも知れません。
また、原稿を覚えないと声に出して練習できない、と思っている方もおられると思います。
話すのが苦手なら話すことで直せ、というのが日本話し方センター創業者江川ひろしの言葉です。
原稿が中途半端でも、話す骨子ができたら、とにかく声に出して繰り返し練習することが大事です。
声に出しているうちに、
「この部分が言いにくいので表現を変えよう。」
「話していて何だかしっくりこない。この言葉、変えてみよう。」
など、気付きが生まれます。
それを修正していくことで、スピーチがよくなっていきます。
また、話し方は、自転車に乗れるようになったり、泳げるようになったりするのと同じで、体に覚え込ませる、という面があります。
声に出して話す、という行動を起こすことで、言いたいことを適切に表現できる原稿になり、それを体に覚え込ませることができます。
そうすると、頭で考えなくても言葉が出るようになります。
話すのが苦手なら、話すことで直してください。
この本は、「最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」という副題がついています。
我々が生きていく上で参考になることが書かれていて、非常に感銘を受けました。
この本には、52の思考法が紹介されています。
一つひとつは、
・自分の頭で考えよう
・専門分野を持とう
・不要な心配事を避けよう
など、とてもシンプルなテーマです。
しかし、その思考法を解説する例話が面白くて納得できるので、最後まで興味を持って読めました。
その中で印象に残っている思考法の一つに、
「考えるより、行動しよう」
というものがあります。
例えば、文章を書く場合、何を書くかというアイデアは、考えている時にではなく、書いている最中に浮かびます。
そして、この法則は、人間が行う、ありとあらゆる領域の活動に当てはまります。
セールスマンが完璧なセールストークができるようになるのは、セールス方法を研究するからではなく、話術を何度も磨きあげ、数え切れないほど断られるという経験をするからです。
つまり、考えるだけではダメで、行動しなければならない、ということです。
しかし、人間はつい考えることに時間を費やしてしまいます。
本書では、それは、考える方が楽で、行動するのは難しいからだ、としています。
このことは、正に話し方にピッタリ当てはまります。
私たちの話し方教室2日間集中セミナーでは、その場で失敗談などのテーマでスピーチを作って話してもらいます。
その際に、多くの方はスピーチ原稿の作成にかなりの時間を費やされます。
講師が、
「だいたいのストーリーができあがったら声に出して練習しながら原稿を完成させていってください!」
とお願いしても、中々立ち上がろうとはされません。
それは、原稿を考えている方が楽、という面があるのかも知れません。
また、原稿を覚えないと声に出して練習できない、と思っている方もおられると思います。
話すのが苦手なら話すことで直せ、というのが日本話し方センター創業者江川ひろしの言葉です。
原稿が中途半端でも、話す骨子ができたら、とにかく声に出して繰り返し練習することが大事です。
声に出しているうちに、
「この部分が言いにくいので表現を変えよう。」
「話していて何だかしっくりこない。この言葉、変えてみよう。」
など、気付きが生まれます。
それを修正していくことで、スピーチがよくなっていきます。
また、話し方は、自転車に乗れるようになったり、泳げるようになったりするのと同じで、体に覚え込ませる、という面があります。
声に出して話す、という行動を起こすことで、言いたいことを適切に表現できる原稿になり、それを体に覚え込ませることができます。
そうすると、頭で考えなくても言葉が出るようになります。
話すのが苦手なら、話すことで直してください。