2020年10月17日効果的な面接の準備とは?
最近、日本話し方センターのベーシックコースを受講される大学生が増えています。
ゼミの発表の場であがらずに話したい、という人も受講されていますが、やはり就職面接で相手に伝わる話ができるようになりたい、という人が大半です。
Mさんもそうした就活に備えて受講されている方です。
Mさんはインターンなどの面接を経験していますが、受からないことが多いとのことです。
まずMさんに「自分はどういう人だと思いますか?」という、極めて抽象的な質問を敢えてしたところ、しばらく黙ってから、
「真面目だと思いますが、あれこれ思い悩んでなかなか行動できないところがあります。」
と答えてくれました。
この後しばらく話していて海外に留学しようとしたが事情があって断念したという話が出ました。
「どうして留学しようと思ったのですか?」という私の質問にMさんは、
「色々な価値観を持っている人と話をするのが好きだし、特にその国の人にとても興味がありました。
日本でもネットで情報は取れますが、現地に住んで直接その国の人と接して様々なことを理解したいと思ったんです。」
という話をしてくれました。
これを聞いて私は「なるほど。Mさんは伸びしろがかなりあるな。」と思い、幾つかアドバイスをしました。
その1つ目は、自分がどういう人か、ということをきちんと言葉でまとめることです。
「どういう人か」は言い換えると、
・自分は何に興味があるのか
・何を大切に思っているのか
・何が許せないのか
・グループの中でどういう役割を果たすのか
などです。
多くの学生さんは想定問答を作ってそれを丸暗記するという準備をしているようです。
しかし、それでは想定外のことを質問された場合、適切に答えることができません。
どんな質問が来ても自信を持って答えるためには、自分の根本的なことをきちんと把握しておかねばなりません。
そのためには、上のことを言語化しておくことが絶対に必要なのです。
Mさんは私の「どういう人ですか?」という質問に私が納得できる答えは返してくれませんでした。
しかし、その後の留学に関する話では、
・好奇心が旺盛であること
・事実を自分で直接確認するという姿勢があること
・行動力があること
などが伺えました。
潜在的に自分で気付いていることが、留学の質問をきっかけに顕在化したのです。
潜在的に気付いていることは他にもあるはずですので、それらを顕在化させて言葉で伝えられるように整理しておくようアドバイスしました。
アドバイスの2つ目は、ポジティブに解釈する、ということです。
Mさんの発言の中で「あれこれ思い悩んでなかなか行動できない」という表現が気になりました。
自分をネガティブに解釈しているな、と感じたのです。
上と同じことを言う場合でも、
「慎重に検討してから行動するタイプです。
時に慎重になりすぎることがあるので、どこかで割り切って決断を早くすることが今後の課題だと思っています」
と言えば、聞き手の印象はかなり違ってきます。
これは「言葉選び」の問題ではなく、物事をどう捉えるかという「解釈」の問題です。
Mさんには、自分の性格や過去の行動をポジティブに解釈することをアドバイスしました。
私がMさんにアドバイスしたことは、何れもベーシックコースでお伝えしていることです。
それらは日常のあらゆる場面で応用できますし、もちろん就職面接の場でも役立つことばかりです。
ぜひ一度無料体験教室にお越しください。
ゼミの発表の場であがらずに話したい、という人も受講されていますが、やはり就職面接で相手に伝わる話ができるようになりたい、という人が大半です。
Mさんもそうした就活に備えて受講されている方です。
Mさんはインターンなどの面接を経験していますが、受からないことが多いとのことです。
まずMさんに「自分はどういう人だと思いますか?」という、極めて抽象的な質問を敢えてしたところ、しばらく黙ってから、
「真面目だと思いますが、あれこれ思い悩んでなかなか行動できないところがあります。」
と答えてくれました。
この後しばらく話していて海外に留学しようとしたが事情があって断念したという話が出ました。
「どうして留学しようと思ったのですか?」という私の質問にMさんは、
「色々な価値観を持っている人と話をするのが好きだし、特にその国の人にとても興味がありました。
日本でもネットで情報は取れますが、現地に住んで直接その国の人と接して様々なことを理解したいと思ったんです。」
という話をしてくれました。
これを聞いて私は「なるほど。Mさんは伸びしろがかなりあるな。」と思い、幾つかアドバイスをしました。
その1つ目は、自分がどういう人か、ということをきちんと言葉でまとめることです。
「どういう人か」は言い換えると、
・自分は何に興味があるのか
・何を大切に思っているのか
・何が許せないのか
・グループの中でどういう役割を果たすのか
などです。
多くの学生さんは想定問答を作ってそれを丸暗記するという準備をしているようです。
しかし、それでは想定外のことを質問された場合、適切に答えることができません。
どんな質問が来ても自信を持って答えるためには、自分の根本的なことをきちんと把握しておかねばなりません。
そのためには、上のことを言語化しておくことが絶対に必要なのです。
Mさんは私の「どういう人ですか?」という質問に私が納得できる答えは返してくれませんでした。
しかし、その後の留学に関する話では、
・好奇心が旺盛であること
・事実を自分で直接確認するという姿勢があること
・行動力があること
などが伺えました。
潜在的に自分で気付いていることが、留学の質問をきっかけに顕在化したのです。
潜在的に気付いていることは他にもあるはずですので、それらを顕在化させて言葉で伝えられるように整理しておくようアドバイスしました。
アドバイスの2つ目は、ポジティブに解釈する、ということです。
Mさんの発言の中で「あれこれ思い悩んでなかなか行動できない」という表現が気になりました。
自分をネガティブに解釈しているな、と感じたのです。
上と同じことを言う場合でも、
「慎重に検討してから行動するタイプです。
時に慎重になりすぎることがあるので、どこかで割り切って決断を早くすることが今後の課題だと思っています」
と言えば、聞き手の印象はかなり違ってきます。
これは「言葉選び」の問題ではなく、物事をどう捉えるかという「解釈」の問題です。
Mさんには、自分の性格や過去の行動をポジティブに解釈することをアドバイスしました。
私がMさんにアドバイスしたことは、何れもベーシックコースでお伝えしていることです。
それらは日常のあらゆる場面で応用できますし、もちろん就職面接の場でも役立つことばかりです。
ぜひ一度無料体験教室にお越しください。