日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2022年5月10日人間関係をよくする魔法の言葉とは?

 

★人間関係をよくするほめことば



日本話し方センターの話し方教室では「ほめことばを使おう」という講義を行っています。そもそも弊センターの話し方教室の講義内容は大きく二つに分かれます。一つは、人前でのスピーチも含めて、話し方そのものの上達に関する講義です。もう一つは、人間関係をよくする考え方、コミュニケーションの取り方に関する講義です。人の悪口など相手が気持ちよく聞けない話ばかりしていると、人に好かれないので、どんなに話し方が上手でも誰にも話を聞いてもらえません。逆に、人間関係がよければ、多少わかりにくい話をしたとしても聞いてもらえます。

ほめことばを使おう、という講義は二つ目の人間関係をよくするコミュニケーションの取り方に関する講義です。私自身、この講義はとても大切だと思っていますし、その内容を日常で実践して人間関係がよくなった経験があります。


 

★人をほめられなかった過去の私



私は、前職の銀行員時代から数えて約30年ほど、管理職として、多いときには60人くらいの人をまとめながら働いてきました。しかし、数年前から、特に若い人たちと距離を感じるようになっていました。彼ら彼女らから話しかけてきたり、相談をされたりといったことが少なくなったのです。年齢差が開いてきたからかも知れませんが、この距離感、何とかしたいなぁ、と思っていました。

そうした時に、話し方教室のほめことばの講義を聞いたのです。「そうか、彼ら彼女らをほめれば、お互いの関係がよくなるのでは!」そう思ったのです。
実は、私はそれまで人をほめることがとても苦手でした。「A君は仕事ができるね~」などとほめると、「あっ、じゃあ、自分は今のままでいいんだ」と思われてしまう。まだまだ伸びしろがあるのに、そこで成長が止まってしまうのではないか。そうした勘違いをされるのが嫌で、ほめられなかったのです。
 

★真実のことをその場でほめる



しかし、講義で、「真実のことをタイミングよくほめる」という話を聞いて、ほめ方がわかったのです。その人が具体的にしたこと、言ったことをその場でほめれば勘違いはされない、と気付いたのです。それから私は、具体的な行為や発言で、いいなぁ、と思ったことををすぐに言葉に出してほめるようにしました。
・あなたのメール、短いけどとてもわかりやすいね!
・さっきの会議、君の発言で流れがグッといい方向に変わったね。ありがとう!
・さっきのお客様との電話、とても丁寧な応対で感動したよ!
その結果、彼ら彼女らから声を掛けてくれる回数が増え、距離が縮まった手応えがあったのです! 今でも、あっ、いいな、と思うことがあると、その場でその気持ちを言葉にすることを心がけています。
 

★ほめことばに感謝の言葉を添える



もっとも、現在は人によっては、ほめることは上から目線の行為だ、ととらえることもあります。なので、ほめことばに「ありがとうございます」などの感謝の言葉や「感動しました」「素晴らしいと思いました」などの自分の感想を添えるようにしています。心に思ったことをその場で伝えると、伝える人も聞いている人もお互いに笑顔になります。笑顔でコミュニケーションが取れることも、ほめことばの大きな効果です。ぜひ、人がしたこと、言ったことを具体的にその場でほめてみてください。きっとよい変化がありますよ!
 

★人間関係をよくする話し方を学びましょう!



日本話し方センターの各コースは上に述べたほめことば以外にも、コミュニケーションをよくする話し方や心の持ち方をお伝えしています。これらは多くの受講生に共感いただいています。また、実行して人間関係の改善に成功している受講生も数多くいらっしゃいます。ぜひ「受講者の声」でその実際をご確認ください!
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