日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2020年9月9日「好き嫌い」という感情は無視できない

国のコロナ感染拡大に対する経済対策として、10万円の定額給付金が支給されました。

皆さんもお手元にも届いていると思いますが、どのように使われたでしょうか?

少し前に私も10万円の定額給付金をいただきました。

せっかくもらった10万円ですので、生活に使う以外も貯蓄に回さずに使わなければと思い、少し思い切ってiPadを買いました。



タブレット端末はiPadが初めてではなく、以前からKindle fireを使っていました。

主な用途は読書です。

読書は私の趣味の一つですが、本を持ち運ぶことは面倒だな、と思っていました。

特に、名古屋と東京を頻繁に往復していましたので、数冊の本を持ち運ぶ代わりにタブレットで電子書籍を読むようにしたのです。

そしてこのたびiPadを購入したので、こちらで本を読むことにしました。

そうしたところ、以前よりも本を読む時間が増えたのです。

 

iPadはKindle fireに比べて少し重いのですが、画面が大きく動きもスムーズですし、手触り感もよいので、Kindle fireよりも気に入りました。

Kindle fireで読んでもiPadで読んでも、当然のことですが、本の中身に変わりはありません。

しかし、私はKindle fireの時には少し読むのがおっくうになっていたのに、iPadに変えてからはストレスを感じることなく本を読むようになったのです。

自分では意識していなかったのですが、Kindle fireのことは余り気に入っていなかったのでしょう。

道具の好き嫌いでこんなにも気持ちが変わるのか、と改めて実感しました。

そして、これは人間関係にも言えることだな、と思いました。

 

例えば、自分の話をいい加減な態度で聞く人には、決して好感は持てませんね。

いい加減な態度とは、自分が話している間、こちらを見なかったり、「ああ、うん」と気のないあいづちを打ったり、途中で口をはさんだり、など色々あります。

そして、自分が話した後、その好感を持てない人が話をし始めても、私は決してその人の話をきちんと聞こうという気持ちにはなれないでしょう。

人間はよくも悪くも感情の動物です。

どんな場合でも自分の感情を完全に抑えることはできません。

なので、相手に悪い感情を持ってしまうとその人の話は聞こうとしなくなるのです。

ということは、自分の話を聞いてもらうためには、話す前によい感情を持ってもらうことが必要不可欠だ、ということになります。

 

日本話し方センターでは、話す態度、マナーについてもご指導しています。

それは、話す前の態度や振る舞いに引っかかるものがあると、相手はその人の話を聞こうという気持ちが薄まるからです。

あいさつをしない、人の前を平気で横切る、ものを渡すときには片手で渡す。

こうした振る舞いは、気にしない人がいる一方で、それに悪印象を持ってしまう人がいることも事実です。

であれば、できるだけ悪い印象を与えてしまう態度や振る舞いは避けましょう、ということを日本話し方センターではお伝えしています。

 

私たちは、理屈が正しければ人は納得する、と考えがちです。

しかし、人は納得や判断をする際、必ず気持ちが動きます。

従って、相手によい印象をもってもらうようにしないと、いくら素晴らしい理屈や論理を展開しても、相手は納得してくれないのです。

相手によい印象を与える振る舞いを意識したいものです。

 

人間関係をよくする振る舞いや話し方がしたい、と思われている方はぜひ無料体験にお越しください!
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