日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2019年11月10日少しだけ人と話す勇気を出す

 

★日常会話がスムーズにできるようなりたい


日本話し方センターのベーシックコースには、人前であがらずに話せるようになりたい、という課題を持って受講されている方が大半です。

しかし、お話を聞いてみると、同時に、スムーズに日常会話ができるようになりたい、と思われている方が意外に多いです。



正直に言えば、私も、もともとあがり症で人見知りの傾向があるので、日常会話は苦手です。

始めてお目にかかった方と一緒にエレベータを待っているときなど、なかなか気の利いた会話ができません。

しかし、最近は以前よりも少しだけ、会話ができるようになってきたように感じています。

それは、日本話し方センターに関わるようになり、(私が黙っていてはまずいだろう、何か話そうよ)と自分に軽くプレッシャーをかけているからだと思います。

つまり、『人に話しかける勇気を持て!』と、自分を少し追い込むことで、あがり症を抑えて以前より会話ができるようになったのです。

 

★意外に話してくれる人が多い


ところで、少し勇気を出して話しかけるようにしてきたことで、気付いたことがあります。

一つは、案外、話しかけると自然に会話をしてくれる人が多いということです。

話しかけることに躊躇するのは、(ぶっきらぼうな返事しか返してくれなかったらどうしよう)とか、(迷惑そうな表情をされたらいやだな)などと思ってしまうからです。

確かに、そういう人もいますが、話しかけてみると大概の人は愛想よく返事を返してくれて、その後も自然な感じで会話を続けてくれます。

あまり心配することはない、ということに気づきました。

 

話しかけてみて会話が続かなければ、話をしないという、話しかける前の状態に戻るだけです。そのように割り切って考えることも出来るようになっています。

過剰な恐れを抱かず、(大丈夫、話をしてくれる)と思って話しかけてみましょう。

 

★会話を重ねると気が楽になってくる


もう一つは、人と会話する回数を増えると次第に気が楽になってくるということです。

少し勇気を出して会話をしてみる、ということを続けるうちに、日常会話をするという経験が増えていきます。

そうすると、どういう会話をすればよいか、だんだんわかってきます。

また、上に述べたように、会話が続かなくても、(まぁ、仕方ない)と割り切ることができてきます。

そうすると、気が楽になってきて、話しかけるハードルが徐々に低くなっていきますし、あがり症も改善されていきます。

 

★少しの勇気が人生を変える


ところで、少し勇気を出す、ということは、日常会話だけでなく、人前で話すことにも有効です。

話し方教室に参加するのは、費用もかかりますし、毎回スピーチの準備と練習をせねばなりません。

でも、受講生は、それらの負担を背負ってでも、あがり症を改善したい、ご自身の話し方を上達させたいと思って、教室を受講されています。

そして、毎回の教室で、人前の前に立ってスピーチをされています。

教室で毎回、十数人の前でスピーチをすることはそれなりに勇気がいることです。

しかし、人前でスピーチする経験を重ねていくうちに、以前より落ち着いて話ができるようになってきます。

それが自分への自信につながり、職場など教室以外の場でも、人前で話すことにチャレンジする勇気を持てるようなります。

教室でのスピーチで少しずつ自信がつき、今まで避けていた人前での話しを「やってみよう!」と思って引き受けた、という受講生はとても沢山います。

その結果、例えばプロジェクトのリーダーに立候補するなど、話すこと以外にも積極的に取り組むようになった人も少なくありません。

そういう人は口を揃えてこのように仰います。

「話し方を学んで人生が変わりました!」

 

少しだけ勇気を出して行動に移す。

話し方を改善する上で、とても重要なことだと思っています。

 

★コミュニケーションスキルを磨きませんか?


上に述べたように、日本話し方センターのベーシックコースでは、話し方のトレーニングを重ねることで、人と話をする積極性を身につけていただけます。

ぜひ「受講者の声」でその成果をご確認ください!
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