日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2020年6月7日話し方教室を再開しました!

日本話し方センターでは、緊急事態宣言発令中はすべての話し方教室を休講としていました。

先月25日に宣言が解除された後も、皆様に安心して受講いただけるか確認するために、教室再開まで猶予設けました。

しかし、アラートを発令しているものの、東京都がステップ2に進んでいることから、昨日、予定通り休講していた2月土曜教室を再開しました。



受講生の他、ご見学の方も参加いただき、休講前と同じく活気のある教室となりました。

 

受講生は実習のスピーチ練習をしっかりとしてきてくださっていて、前回の講座から2ヶ月半ブランクがあるとは思えない程、堂々としたスピーチをしてくださいました。

ご見学の方からも「とてもお上手で、受講生の方は本当に話すのが苦手なのかな、と思ってしまいました」といった感想をいただきました。

 

ところで、教室で久しぶりに受講生の皆様にお会いして、改めて日本話し方センターの創業者である江川ひろしの言葉を思い出しました。

それは、このような言葉です。

 

話し方教室の受講生には一人ひとり格差があります。

実習を行うと非常にうまく話せる人もいれば、自分の名前を言うのがやっとという人もいます。

中には名前さえも言えずに、真っ赤になってしまう人もいます。

しかし、私はそれでいいと思っています。

声は出なくても人の前に立つだけでも立派なことです。

自分がそこまでできたんだということを自覚して、自信を持ってください。

人前で話せなかったからと言って、一つも恥ずかしがることはありません。

世間には話し方教室に行きたいと思っても、なかなか来る勇気を持てない人が大勢います。

勇気を出してこの教室に来ただけでも立派です。

話し方の勉強をしようと、ここへ来ているあなたには、意欲と向上心があります。

そういう自分の長所に目を向けなければいけません。

今日はみんなの前で声が出なかったけれども、明日は名前だけでも言えるようになろう、あさっては一分間話せるようになろう、一カ月たったら500人の前で話せるようになろうという向上心をもつことが大切です。

そうすれば、かならずスピーチは上達するし、それが人間として立派な行為といえます。

(江川ひろし著「話し方は生き方だ」より抜粋・編集)

 

人にはそれぞれ、何とかしたいなぁ、こんなことができればいいなぁ、と思うことがあります。

しかし、そう思いながら、その悩みの解消や望みの実現に向けて行動を起こすことはなかなかできないものです。

江川ひろしの言葉のように、新たな行動を起こすということは、とても勇気がいることだと思います。

 

話し方教室を受講されている方々は、そうした行動を起こされ、教室に通い続けておられます。

しかも、そのチャレンジされていることは、ご自身が苦手だと思っていることです。

苦手なことは全力で避けようとするのが人間の本質ですが、敢えてそれを克服しよう、磨きをかけようとチャレンジされています。

私は、常々、その姿は本当に素晴らしいと思っていますが、今回教室が再開されて、改めてそう思いました。

と同時に、私も受講されている方々に負けないように自分なりにチャレンジし続けよう、という思いを新たにしました。

 

このように、私自身、受講生の方にいつも刺激をもらっています。

とても幸せなことだと思っています。
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