2019年3月19日突き抜けるということ
先週の土曜日、日曜日は話し方センターの2日間集中セミナーが名古屋で開催されました。
このセミナーは、3ヶ月で学ぶベーシックコースのエッセンスをギュッと2日間に圧縮して、話すトレーニングを中心に行っているものです。
毎回、受講される方々は、講義を熱心に聞き、講師がお願いする課題に真剣に取り組んでいただいています。
今回も皆さん、素直に、かつ、熱心に取り組んでくださいました。
ただ、今回のセミナーをサポートしていて、私自身気付いたことがあります。
それは「突き抜ける」ということ。
セミナーでは、必要な講義を聞いていただいた上で、2分間のスピーチを作り、それを繰り返し声に出して練習し、最後に全員の前で発表してもらいます。
このセットを3回繰り返します。
スピーチの声出し練習は、講師のアドバイスを受けながら繰り返し何度もやってもらいます。
この反復練習をしている中で、ある受講生が、「まぁ、これでいいかな」と、自分で判断して練習を少し緩める、ということが見受けられました。
何度もこのセミナーをサポートしている私からすると、その受講生はまだまだ伸びる余地があり、緩めてしまうのはすごくもったいないと感じました。
そして、その受講生を見ていて、何故か、ゴルフの例が頭に浮かびました。
ゴルフをやる人は多いのですが、なかなか100を切れない、上達しないという人も少なくないようです。
そういう人は、だいたいにおいて大人になってからゴルフを始めた人です。
一方で、大学時代にゴルフ部に所属していた人は、私の知る限り、ほとんど70〜80台でプレーしています。
私は、この違いを、漠然と、大学時代に時間をたっぷりとって練習したから彼らは上手いんだろう、と思っていました。
しかし、セミナーで声出し練習を緩める人を見て、大学のゴルフ部ならこんなこと認めないだろうな、と思ったときに、ハッと気付きました。
大学ゴルフ部では、自分で練習量は決めないはずです。
きっと、決められた練習量をこなすまでボールをひたすら打ち続けるでしょう。
でも、我々アマチュアゴルファーは、自分でこんなもんだろう、というところで練習を止めてしまいます。
だから、うまくならないし、100も切れない。
突き抜けないのです。
声出し練習を途中で緩めた人も、そのままでは突き抜けられない。
上達は限定的。
私たちは、声出し練習は最低30回やってください、と受講生にお願いしています。
繰り返し声に出して練習することであがり症も改善されていくのです。
ある種突き抜けるためには、自分で限界を決めてはいけないということは、場合によってあると思います。
特に自分が苦手としていることをトレーニングするときは、どうしても、これでいいか、と考えがちですよね。
筋トレでも、スピーチでも、決められた回数を愚直にやる、というのは大事なことではないでしょうか。
このセミナーは、3ヶ月で学ぶベーシックコースのエッセンスをギュッと2日間に圧縮して、話すトレーニングを中心に行っているものです。
毎回、受講される方々は、講義を熱心に聞き、講師がお願いする課題に真剣に取り組んでいただいています。
今回も皆さん、素直に、かつ、熱心に取り組んでくださいました。
ただ、今回のセミナーをサポートしていて、私自身気付いたことがあります。
それは「突き抜ける」ということ。
セミナーでは、必要な講義を聞いていただいた上で、2分間のスピーチを作り、それを繰り返し声に出して練習し、最後に全員の前で発表してもらいます。
このセットを3回繰り返します。
スピーチの声出し練習は、講師のアドバイスを受けながら繰り返し何度もやってもらいます。
この反復練習をしている中で、ある受講生が、「まぁ、これでいいかな」と、自分で判断して練習を少し緩める、ということが見受けられました。
何度もこのセミナーをサポートしている私からすると、その受講生はまだまだ伸びる余地があり、緩めてしまうのはすごくもったいないと感じました。
そして、その受講生を見ていて、何故か、ゴルフの例が頭に浮かびました。
ゴルフをやる人は多いのですが、なかなか100を切れない、上達しないという人も少なくないようです。
そういう人は、だいたいにおいて大人になってからゴルフを始めた人です。
一方で、大学時代にゴルフ部に所属していた人は、私の知る限り、ほとんど70〜80台でプレーしています。
私は、この違いを、漠然と、大学時代に時間をたっぷりとって練習したから彼らは上手いんだろう、と思っていました。
しかし、セミナーで声出し練習を緩める人を見て、大学のゴルフ部ならこんなこと認めないだろうな、と思ったときに、ハッと気付きました。
大学ゴルフ部では、自分で練習量は決めないはずです。
きっと、決められた練習量をこなすまでボールをひたすら打ち続けるでしょう。
でも、我々アマチュアゴルファーは、自分でこんなもんだろう、というところで練習を止めてしまいます。
だから、うまくならないし、100も切れない。
突き抜けないのです。
声出し練習を途中で緩めた人も、そのままでは突き抜けられない。
上達は限定的。
私たちは、声出し練習は最低30回やってください、と受講生にお願いしています。
繰り返し声に出して練習することであがり症も改善されていくのです。
ある種突き抜けるためには、自分で限界を決めてはいけないということは、場合によってあると思います。
特に自分が苦手としていることをトレーニングするときは、どうしても、これでいいか、と考えがちですよね。
筋トレでも、スピーチでも、決められた回数を愚直にやる、というのは大事なことではないでしょうか。