日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2019年5月14日感じたこと、考えたことを言葉にしよう!

日本話し方センターのベーシックコース(3ヶ月コース)は、毎月、平日コース、土曜コースがスタートします。

コースの最終日には、受講生が、このコースで学んで得たことを発表する「成果発表スピーチ」を聞かせていただいています。

この「成果発表スピーチ」、なかなか聞き応えがあるんです。私は毎回、楽しみにしています。

多くの受講生は、「あがり症を治したい」「上司にわかりやすい報告をしたい」など、切羽詰まった課題を抱えてこのコースを受講されます。

何とかしたい、という問題がある人ほど、コースへの取組は真剣そのもの。

だから、多くの受講生は何らかの成功体験を得てコースを修了されます。

その成功体験をスピーチにまとめたものが「成果発表スピーチ」です。

私たちのコースでは、「人はさせられる話をするとあがるけど、したい話をするときはあがらない!」とお伝えしています。

そう。「成果発表スピーチ」の多くは、受講生が成功した話です。ご本人が是非したい話、誰かに聞いて欲しい、と思う話なのです。

だから、内容に説得力があるし、話しぶりも、自信にあふれた力強いものです。聞いていて、とても感動します。

でも、もしこの「成果発表スピーチ」がなければ、どうでしょう?

成功体験をしていても、それをスピーチにまとめる、つまり言葉にしていなければ、記憶にも残らないのではないでしょうか?

言葉にするから、それを皆さんの前で話すから、しっかりと記憶に残るのだと思います。

私たちは、何かを経験したり感じたりしても、それを何となくやり過ごし、言葉にまとめることをしないことが多いですよね。

でも、そうした経験や考えをちょっと言葉にまとめてメモしたり、何かの機会に人に話したりするだけで、それらが自分の記憶に残る、
つまり、自分の血肉になるのではないでしょうか。

それを積み重ねていけば、かなりの財産になるのでは、と私は思います。

そして「これだ!」と思えるネタをもとにスピーチをすれば、あがり症も徐々に改善されていきます。

是非、感じたこと、考えたことを言葉にして残すことにトライしてみてください!
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