日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2019年6月6日シンプルなことをどれだけ実践できるかが勝負!

昨日は、新宿教室のサポートをしました。

受講生の皆さん、きちんと講義を聞かれていましたし、実習にも積極的に取り組んでいただいています。

この教室も、良い学びの場になっています!

ところで、話し方教室で伝えている、話し方や人間関係を改善するポイントの多くは、シンプルなものです。

例えば、聞き手に届くような大きな声で話しましょう、だとか、笑顔で話しましょう、だとか、話す前にどういう話をするのかを短い言葉で伝えましょう、などなど。

どれも、聞けば「そんなことわかってるよ~」と言われるようなことばかりです。

それこそ、本を読めばこういうポイントは、これでもか、というくらい書かれていますよね。

でも、現実には、あがり症で話すことが苦手だし、話もうまくない、という人が驚くほど多いのです。

苦手なので、声は小さい、笑顔も出ない、何を言っているのか分からない・・・

なぜでしょうか?

それは、上に述べたようなシンプルなことが、なかなか自分だけでは実行できないからではないか、と私は思っています。

人はそれくらい、以前と違うことをやる、ということに抵抗があるんですね。

だから、話し方教室は、例えば、大きな声で話すなど、今までの自分には抵抗のあることを、あえてやってもらう場、なのです。

教室でやってみて、大きな声で話す感覚をつかんでもらうと、それを職場や家庭でやることに少しだけ抵抗がなくなります。

そして、思い切って職場や家庭でやってみると、ちょっとした達成感が生まれます。

周囲の人も「声が大きくなって聞き取れるようになったよ!」なんて言ってくれると、うれしくて、もっとやってみようという気になりますよね!

この経験を積み重ねていけば、やがてあがり症も改善されていくのです。

私は、世の中の大切なことは、結構、シンプルなものが多いと思っています。

だから、聞けば「わかる」。でも、それが「できる」ようになることが難しい。

シンプルなものは、日常の様々な所で応用できるものが多いです。

でも、その応用「できる」ことが難しい。

「できる」ためには、それなりの場が必要になることが多いです。

私たちの話し方教室は、シンプルなことが、日常の様々な場面で「できる」ようになるために、恥をかく場として、価値がある。

私はそう思っています。
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