2020年7月19日話の改善の仕方は人それぞれ
昨日と今日、名古屋で2日間集中セミナーを開催しました。
コロナ感染の拡大もあり、今回は従来より少ない人数での開催になりましたが、皆さんとても熱心に課題に取り組んでいただきました。
今回参加いただいた皆さんの課題を伺ったところ、全員が、
人前で話す時あがってしまう
ということでした。
2日間集中セミナーでは、2分間のスピーチを繰り返し練習するというトレーニングを行っています。
昨日の最初のスピーチ実習では、当初、ほとんどの人が、あがっているのがわかりました。
その上、話の内容が散漫で何が言いたいのかわからない状態でした。
しかし、今日、セミナーの最後のスピーチでは、皆さん別人のように堂々とわかりやすい話をしてくださいました。
話し方には人それぞれの特徴があります。
従って、人それぞれに改善点や改善方法があります。
今回参加されたAさんは、新人の部下に曖昧な指示を出したためにその部下が他部署に迷惑をかけてしまった、という失敗談をしてくれました。
しかし、次々に言葉が出てくるにもかかわらず早口で話すため、つっかえたり言い直したりすることが多く、落ち着きのない感じがしました。
また、言葉足らずで話が具体的ではなく、聞いていても情景が頭に浮かびませんでした。
講師がアドバイスしながら原稿をわかりやすくしていきますが、Aさんは慎重な性格でスピーチ原稿の手直しにとても時間がかかります。
そこで講師は、
「Aさん、別室で声に出して練習しながら原稿を作ってみてください。」
とアドバイスしました。
それが功を奏し、Aさんはそれから間もなく、わかりやすいスピーチにまとめてきてくれました。
書いてまとめるよりも話をしながらまとめる方が得意だ、という人は少なくありません。
Aさんはまさにそういうタイプだったのです。
一旦話すことがまとまると、一気に自信がついたのでしょう、今日の発表ではとてもわかりやすい話を、音調豊かに話してくれました。
一方、Bさんは、原稿は比較的早めにまとめることができましたし、話し方もゆっくりなので聞き取りやすい方でした。
しかし、何度か声に出して練習しているのを聞いていても、余り上手くなった感じがしませんでした。
Bさんに「話している時どんな感じがしますか?」と聞いてみると、
「1人で練習していてもあがっている感じがします。それに、なかなか原稿が覚えられないんです。」
とのこと。
それを受けて講師は、
「私にはあがっているようには見えませんでしたよ。自分ではあがっていると思っても人からはそう見えないということはよくあります。だから、あがってるけど大丈夫だ、と思ってください。」
「原稿は全部書くのではなく要点だけを書いてください。練習する度に話す言葉が変わるかも知れませんが気にしないでください。
言いたいことが伝わればOK、と思ってください。」
とアドバイスしました。
その後、Bさんは一つひとつの言葉にこだわらずに練習を続けたところ、段々とスムーズに話せるようになり、リラックスした表情を見せるようにもなりました。
今日のスピーチでは、Bさんの低めのよく響くいい声で、聴き手の心に響くスピーチをしてくださいました。
日本話し方センターの話し方教室では、参加された方それぞれに応じたアドバイス、ご指導をしています。
ぜひベーシックコースや2日間集中セミナーにご参加ください。
コロナ感染の拡大もあり、今回は従来より少ない人数での開催になりましたが、皆さんとても熱心に課題に取り組んでいただきました。
今回参加いただいた皆さんの課題を伺ったところ、全員が、
人前で話す時あがってしまう
ということでした。
2日間集中セミナーでは、2分間のスピーチを繰り返し練習するというトレーニングを行っています。
昨日の最初のスピーチ実習では、当初、ほとんどの人が、あがっているのがわかりました。
その上、話の内容が散漫で何が言いたいのかわからない状態でした。
しかし、今日、セミナーの最後のスピーチでは、皆さん別人のように堂々とわかりやすい話をしてくださいました。
話し方には人それぞれの特徴があります。
従って、人それぞれに改善点や改善方法があります。
今回参加されたAさんは、新人の部下に曖昧な指示を出したためにその部下が他部署に迷惑をかけてしまった、という失敗談をしてくれました。
しかし、次々に言葉が出てくるにもかかわらず早口で話すため、つっかえたり言い直したりすることが多く、落ち着きのない感じがしました。
また、言葉足らずで話が具体的ではなく、聞いていても情景が頭に浮かびませんでした。
講師がアドバイスしながら原稿をわかりやすくしていきますが、Aさんは慎重な性格でスピーチ原稿の手直しにとても時間がかかります。
そこで講師は、
「Aさん、別室で声に出して練習しながら原稿を作ってみてください。」
とアドバイスしました。
それが功を奏し、Aさんはそれから間もなく、わかりやすいスピーチにまとめてきてくれました。
書いてまとめるよりも話をしながらまとめる方が得意だ、という人は少なくありません。
Aさんはまさにそういうタイプだったのです。
一旦話すことがまとまると、一気に自信がついたのでしょう、今日の発表ではとてもわかりやすい話を、音調豊かに話してくれました。
一方、Bさんは、原稿は比較的早めにまとめることができましたし、話し方もゆっくりなので聞き取りやすい方でした。
しかし、何度か声に出して練習しているのを聞いていても、余り上手くなった感じがしませんでした。
Bさんに「話している時どんな感じがしますか?」と聞いてみると、
「1人で練習していてもあがっている感じがします。それに、なかなか原稿が覚えられないんです。」
とのこと。
それを受けて講師は、
「私にはあがっているようには見えませんでしたよ。自分ではあがっていると思っても人からはそう見えないということはよくあります。だから、あがってるけど大丈夫だ、と思ってください。」
「原稿は全部書くのではなく要点だけを書いてください。練習する度に話す言葉が変わるかも知れませんが気にしないでください。
言いたいことが伝わればOK、と思ってください。」
とアドバイスしました。
その後、Bさんは一つひとつの言葉にこだわらずに練習を続けたところ、段々とスムーズに話せるようになり、リラックスした表情を見せるようにもなりました。
今日のスピーチでは、Bさんの低めのよく響くいい声で、聴き手の心に響くスピーチをしてくださいました。
日本話し方センターの話し方教室では、参加された方それぞれに応じたアドバイス、ご指導をしています。
ぜひベーシックコースや2日間集中セミナーにご参加ください。