2020年7月13日話す時間を気にしてみる
最近、テレビを見ていて、ふと気付いたことがあります。
それは何気なくコマーシャルを見ていた時です。
リラックスしてテレビを見ていて、何だかこのコマーシャル長いなぁ、と思ったのです。
しばらくして、またこの長いと感じたコマーシャルが始まったので、時間を計ってみました。
1分間でした。
意外に短い時間だったので、私はふと考え込んでしまいました。
1分を長いと感じたのは、どういうことだろう。
調べてみると、通常のテレビコマーシャルは短いもので15秒、長いもので30秒とのことです。
私たちは15秒や30秒のコマーシャルを見慣れているので、それ以上に長いものに、あれ、まだ終わらないのかな、と違和感を感じるのでしょう。
一緒にいた家族も
「このコマーシャル、長いね。」
と言っていましたので、この感覚は私だけのものではないと思います。
改めて人間の時間感覚とは不思議なものだなぁ、と思うと同時に、これが人の話だとどうだろう、と考えてしまいました。
私たちが通常人前で話をする時間は、朝礼のスピーチなら5分くらいが一般的ではないでしょうか。
結婚式のスピーチや会社の会議での部長や役員の話などは、10分以上ということもあると思います。
しかし、残念なことに、話は長ければ長いほど、真剣に聞いている人は少なくなっていきます。
話している本人も、そんなに長く話すつもりはないのだと思いますが、ついつい長い話をしてしまう、ということはよく見かける光景です。
1分のコマーシャルが長い、と感じている人が、人前で話をするとその5倍、10倍の時間、話をしてしまうのです。
日本話し方センターの話し方教室では、話は人の時間を奪って聞いてもらっているのだから、できるだけ短く話すべき、ということを伝えています。
そして、受講生には、2分間で誰にでも納得してもらえるスピーチができるようトレーニングを行っています。
1つの話を2分間に収めるのは、かなり難しいことです。
2分間の話とは、文字数にすると約450~500字です。
受講生もはじめのうちは、なかなか2分に収まらず、苦労されている方が多いですが、講座が進むにつれてコツをつかんで短い話ができるようになっていただけています。
一般に、話が長い人は、自分が何が言いたいのかがはっきりしないまま話す傾向があります。
なので、話をしているうちに、
「でね~、え~と、あれ? 私、何を言いたかったんだっけ?」
などと言ってしまったりします。
こういう人は、話す前に、これを伝えたい、というポイントを短いことばで頭に思い浮かべる訓練をされるといいと思います。
例えば、私たちの日常で、丁寧に説明した後、お客様から、
「なるほど。要はお宅の商品は、軽くて耐久性に優れている、ということですね。」
などとまとめられることがあります。
この「要は△△ですね。」の△△が、その人の伝えたいことなのです。
これを頭に思い浮かべてから話すようになれば、確実に話は短くなります。
やがて、テレビコマーシャルのように短時間で相手の記憶に残る話ができるようになれば最高ですね。
とは言え、人は自分のことは本当にわかっていないものです。
まずは、会議での発言や朝礼のスピーチで、自分はどれくらい話しているのか、時間を計ってみることをお勧めします。
多くの方は、自分が思っているよりも長い時間話していることに気付かれると思います。
それは何気なくコマーシャルを見ていた時です。
リラックスしてテレビを見ていて、何だかこのコマーシャル長いなぁ、と思ったのです。
しばらくして、またこの長いと感じたコマーシャルが始まったので、時間を計ってみました。
1分間でした。
意外に短い時間だったので、私はふと考え込んでしまいました。
1分を長いと感じたのは、どういうことだろう。
調べてみると、通常のテレビコマーシャルは短いもので15秒、長いもので30秒とのことです。
私たちは15秒や30秒のコマーシャルを見慣れているので、それ以上に長いものに、あれ、まだ終わらないのかな、と違和感を感じるのでしょう。
一緒にいた家族も
「このコマーシャル、長いね。」
と言っていましたので、この感覚は私だけのものではないと思います。
改めて人間の時間感覚とは不思議なものだなぁ、と思うと同時に、これが人の話だとどうだろう、と考えてしまいました。
私たちが通常人前で話をする時間は、朝礼のスピーチなら5分くらいが一般的ではないでしょうか。
結婚式のスピーチや会社の会議での部長や役員の話などは、10分以上ということもあると思います。
しかし、残念なことに、話は長ければ長いほど、真剣に聞いている人は少なくなっていきます。
話している本人も、そんなに長く話すつもりはないのだと思いますが、ついつい長い話をしてしまう、ということはよく見かける光景です。
1分のコマーシャルが長い、と感じている人が、人前で話をするとその5倍、10倍の時間、話をしてしまうのです。
日本話し方センターの話し方教室では、話は人の時間を奪って聞いてもらっているのだから、できるだけ短く話すべき、ということを伝えています。
そして、受講生には、2分間で誰にでも納得してもらえるスピーチができるようトレーニングを行っています。
1つの話を2分間に収めるのは、かなり難しいことです。
2分間の話とは、文字数にすると約450~500字です。
受講生もはじめのうちは、なかなか2分に収まらず、苦労されている方が多いですが、講座が進むにつれてコツをつかんで短い話ができるようになっていただけています。
一般に、話が長い人は、自分が何が言いたいのかがはっきりしないまま話す傾向があります。
なので、話をしているうちに、
「でね~、え~と、あれ? 私、何を言いたかったんだっけ?」
などと言ってしまったりします。
こういう人は、話す前に、これを伝えたい、というポイントを短いことばで頭に思い浮かべる訓練をされるといいと思います。
例えば、私たちの日常で、丁寧に説明した後、お客様から、
「なるほど。要はお宅の商品は、軽くて耐久性に優れている、ということですね。」
などとまとめられることがあります。
この「要は△△ですね。」の△△が、その人の伝えたいことなのです。
これを頭に思い浮かべてから話すようになれば、確実に話は短くなります。
やがて、テレビコマーシャルのように短時間で相手の記憶に残る話ができるようになれば最高ですね。
とは言え、人は自分のことは本当にわかっていないものです。
まずは、会議での発言や朝礼のスピーチで、自分はどれくらい話しているのか、時間を計ってみることをお勧めします。
多くの方は、自分が思っているよりも長い時間話していることに気付かれると思います。