2020年9月23日無駄な言葉は省こう
最近、人と話をしていて、またメルマガなどを読んでいて、どうにも気になることがあります。
それは、余計な言葉や言い回しが多い、ということです。
一番気になるのが、「させていただく」という言葉です。
これについては、池上彰さんがその著書で指摘されていることを「言葉遣いを意識する」という記事で書きました。
私はサウナが好きなので、先日もスーパー銭湯に行ったところ、次のような掲示がありました。
「この浴槽は、地下から湧いた天然の温泉水をそのまま使用させていただいております。」
本来は有料のものを無料で使っている場合は「使用させていただいている」という表現もわかります。
しかし、この場合はそういうことではないでしょうから「使用しています。」の方がスッキリとわかりやすいですね。
職業柄、私が言葉に少し敏感なのかも知れません。
しかし、池上彰さんが書かれているのなら、世の中にはこうした余計な言い回しが気になる、という人は少なくないはずです。
皆さんが話しをする相手が言葉に敏感な人なら、余計な言葉や言い回しは気になるでしょう。
一言言いたくなってしまい、以降のあなたの話が耳に入ってこないかも知れません。
なので、できるだけ言葉はシンプルにした方がよいのです。
日本話し方センターの話し方教室の受講生にも不要な言葉を連発する人がいます。
そういう人は、生真面目で何事にも丁寧な人が多いように感じています。
先日の2日間集中セミナーでも、そういう人が受講されていました。
物腰が柔らかく、講義中も一所懸命にメモを取っている、見るからに真面目なタイプの方です。
セミナーの前半で自己紹介をしてもらったところ、こんな感じの話しぶりでした。
「それではわたくしの自己紹介の方をさせていただきます。
わたくしの名前は△△と申します。どうぞ宜しくお願いいたします。
これからわたくしの仕事の方の紹介をさせていただきますが、
わたくしの仕事は会社の中で主に総務に関する仕事をしているということになります。
また、わたくしの趣味といたしましては、~」
とても真面目な人柄が伝わる話し方なのですが、かなり聞き手をイライラとさせますね。
上の赤字の部分はいらない言葉です。
これらを除くと、こんな感じになります。
「わたくし、名前は△△と申します。
仕事は総務部門で主に経費の取りまとめをしています。
趣味はサッカー観戦です。~ どうぞ宜しくお願いいたします。」
こうした話し方だとはるかに聞きやすいですし、丁寧さに欠けることもありませんね。
「当社の業績につきましては~」→「当社の業績は~」
「これが当社のパンフレットになります。」→「これが当社のパンフレットです。」
「当社の業績の方ですが~」→「当社の業績は~」
左のような話し方を聞くと、思わず頭の中で右のように修正しながら聞いてしまいます。
また、やたらと接続詞で話をつなぐことも気になります。
「この提案は◇◇に有効です。そして、それ以外の効果としては△△があります。それでですね、この商品は××という特徴もあります。そして、これをお買い上げいただくと~」
ダラダラと話している感じがしますね。
この接続詞も余計な言葉です。
「この提案は◇◇に有効です。それ以外に△△という効果、××という特徴があります。これをお買い上げいただくと~」
話すということは相手の時間を奪うことです。
その時間を効率的、効果的に活かすために、できるだけ余計な言葉は省くよう心がけましょう。
日本話し方センターの話し方教室では、2分間のスピーチ実習を通して、要領よくわかりやすい話をするトレーニングを繰り返し行います。
このトレーニングを通して無駄な言葉を省くことができるようになります。
ぜひ一度無料体験教室にお越しください!
それは、余計な言葉や言い回しが多い、ということです。
一番気になるのが、「させていただく」という言葉です。
これについては、池上彰さんがその著書で指摘されていることを「言葉遣いを意識する」という記事で書きました。
私はサウナが好きなので、先日もスーパー銭湯に行ったところ、次のような掲示がありました。
「この浴槽は、地下から湧いた天然の温泉水をそのまま使用させていただいております。」
本来は有料のものを無料で使っている場合は「使用させていただいている」という表現もわかります。
しかし、この場合はそういうことではないでしょうから「使用しています。」の方がスッキリとわかりやすいですね。
職業柄、私が言葉に少し敏感なのかも知れません。
しかし、池上彰さんが書かれているのなら、世の中にはこうした余計な言い回しが気になる、という人は少なくないはずです。
皆さんが話しをする相手が言葉に敏感な人なら、余計な言葉や言い回しは気になるでしょう。
一言言いたくなってしまい、以降のあなたの話が耳に入ってこないかも知れません。
なので、できるだけ言葉はシンプルにした方がよいのです。
日本話し方センターの話し方教室の受講生にも不要な言葉を連発する人がいます。
そういう人は、生真面目で何事にも丁寧な人が多いように感じています。
先日の2日間集中セミナーでも、そういう人が受講されていました。
物腰が柔らかく、講義中も一所懸命にメモを取っている、見るからに真面目なタイプの方です。
セミナーの前半で自己紹介をしてもらったところ、こんな感じの話しぶりでした。
「それではわたくしの自己紹介の方をさせていただきます。
わたくしの名前は△△と申します。どうぞ宜しくお願いいたします。
これからわたくしの仕事の方の紹介をさせていただきますが、
わたくしの仕事は会社の中で主に総務に関する仕事をしているということになります。
また、わたくしの趣味といたしましては、~」
とても真面目な人柄が伝わる話し方なのですが、かなり聞き手をイライラとさせますね。
上の赤字の部分はいらない言葉です。
これらを除くと、こんな感じになります。
「わたくし、名前は△△と申します。
仕事は総務部門で主に経費の取りまとめをしています。
趣味はサッカー観戦です。~ どうぞ宜しくお願いいたします。」
こうした話し方だとはるかに聞きやすいですし、丁寧さに欠けることもありませんね。
「当社の業績につきましては~」→「当社の業績は~」
「これが当社のパンフレットになります。」→「これが当社のパンフレットです。」
「当社の業績の方ですが~」→「当社の業績は~」
左のような話し方を聞くと、思わず頭の中で右のように修正しながら聞いてしまいます。
また、やたらと接続詞で話をつなぐことも気になります。
「この提案は◇◇に有効です。そして、それ以外の効果としては△△があります。それでですね、この商品は××という特徴もあります。そして、これをお買い上げいただくと~」
ダラダラと話している感じがしますね。
この接続詞も余計な言葉です。
「この提案は◇◇に有効です。それ以外に△△という効果、××という特徴があります。これをお買い上げいただくと~」
話すということは相手の時間を奪うことです。
その時間を効率的、効果的に活かすために、できるだけ余計な言葉は省くよう心がけましょう。
日本話し方センターの話し方教室では、2分間のスピーチ実習を通して、要領よくわかりやすい話をするトレーニングを繰り返し行います。
このトレーニングを通して無駄な言葉を省くことができるようになります。
ぜひ一度無料体験教室にお越しください!