2020年6月21日常に考える
「常に考える」
これは岐阜県にある未来工業というメーカーの事務所や工場に貼られている言葉です。
未来工業は、
・1日の就業時間は7時間15分
・残業ゼロ
・年間休日140日
・一律500円を支払う提案制度
などのユニークな施策で、「日本一社員が幸せな会社」を目指している会社です。
テレビなどでもよく取り上げられていて、終業時間が来たら全社員が退社し、会社の電気がすべて消えているシーンなどがありました。
この会社の様々な取組のベースになっていることが、「常に考える」という姿勢です。
社員一人ひとりが常に考えることで、会社が成長し、社員の幸せが実現できる、ということです。
ところで、話し方の上達においても、常に考えること、そして、常に感じること、気付くことはとても大切です。
2日間集中セミナーでは、受講生に2分間のスピーチを3つ作成していただきます。
スピーチのテーマは、
・失敗談
・うれしかった体験談
・この研修で学んで得たこと
です。
その際、なかなかスピーチが作れない、という受講生がいらっしゃいます。
伺ってみると、なかなか上のテーマに沿った話題が思いつかないとのことです。
失敗談やうれしかった体験談の話題は、日常で接する物事について考えたり感じたりすることで得られます。
なので、こうした話題を思いつかない方は、日常の中で考えたり感じたりする習慣を身につける必要があります。
一方、話題が思いついてスピーチ原稿を作成されるのですが、そこには事実しか書かれていない、という例も散見されます。
例えば、このような原稿です。
・自分のスキルアップのために、ある資格を取ることに決めた。
・テレビや遊びを控えて、毎日継続的に勉強した。
・その甲斐あって無事に資格を取ることができた。
要約するとこのような原稿ですが、このスピーチでは聞き手にはつまりませんので、印象に残りませんし、途中で聞いてもらえなくなります。
これを聞き手に聞いてもらえるようにするには、次のようなことを加える必要があります。
・スキルアップしようと考えたきっかけは何か
・毎日の勉強をどういう思いでしたか
・もうやめようと思ったことはないか、あるならばその時なぜやめなかったのか
・合格できた時、どんな気持ちだったか
・これからその資格をどう活かそうと思うか
なぜ上のような要素が必要なのでしょうか?
それは、聞き手にスピーチを聞きながら共感してもらうためです。
人は、物事や話を理解する時に、必ず感情が動きます。
聞き手の感情を動かすためには、事実の羅列では不十分で、自分の考えや気持ちを加えることで、共感され、理解されます。
このことは、ビジネスにおける会話でも同じことが言えます。
単に事実を報告、伝達するだけでなく、そこに自分の意見や気持ちを添えることで、相手に理解してもらいやすくなりますし、話し手の人柄も伝わります。
例えば、
「R社に納品する商品、P社から今日届きました。」
と言うところを、
「R社に納品する商品、予定より1日早く届きました。P社は対応がいつも早いので安心です。それに1日早く届ければ、R社の我が社への信頼も高まります。」
と言えば、聞き手は状況がよりよく理解できるでしょう。
また、話し手が仕事のことをよく把握しており、取引先のこともきちんと考えていることも理解されるでしょう。
伝わる話をする、日常会話が上手くなるなど、話し上手になるためには、常に考える、常に感じる、という姿勢が欠かせません。
これは岐阜県にある未来工業というメーカーの事務所や工場に貼られている言葉です。
未来工業は、
・1日の就業時間は7時間15分
・残業ゼロ
・年間休日140日
・一律500円を支払う提案制度
などのユニークな施策で、「日本一社員が幸せな会社」を目指している会社です。
テレビなどでもよく取り上げられていて、終業時間が来たら全社員が退社し、会社の電気がすべて消えているシーンなどがありました。
この会社の様々な取組のベースになっていることが、「常に考える」という姿勢です。
社員一人ひとりが常に考えることで、会社が成長し、社員の幸せが実現できる、ということです。
ところで、話し方の上達においても、常に考えること、そして、常に感じること、気付くことはとても大切です。
2日間集中セミナーでは、受講生に2分間のスピーチを3つ作成していただきます。
スピーチのテーマは、
・失敗談
・うれしかった体験談
・この研修で学んで得たこと
です。
その際、なかなかスピーチが作れない、という受講生がいらっしゃいます。
伺ってみると、なかなか上のテーマに沿った話題が思いつかないとのことです。
失敗談やうれしかった体験談の話題は、日常で接する物事について考えたり感じたりすることで得られます。
なので、こうした話題を思いつかない方は、日常の中で考えたり感じたりする習慣を身につける必要があります。
一方、話題が思いついてスピーチ原稿を作成されるのですが、そこには事実しか書かれていない、という例も散見されます。
例えば、このような原稿です。
・自分のスキルアップのために、ある資格を取ることに決めた。
・テレビや遊びを控えて、毎日継続的に勉強した。
・その甲斐あって無事に資格を取ることができた。
要約するとこのような原稿ですが、このスピーチでは聞き手にはつまりませんので、印象に残りませんし、途中で聞いてもらえなくなります。
これを聞き手に聞いてもらえるようにするには、次のようなことを加える必要があります。
・スキルアップしようと考えたきっかけは何か
・毎日の勉強をどういう思いでしたか
・もうやめようと思ったことはないか、あるならばその時なぜやめなかったのか
・合格できた時、どんな気持ちだったか
・これからその資格をどう活かそうと思うか
なぜ上のような要素が必要なのでしょうか?
それは、聞き手にスピーチを聞きながら共感してもらうためです。
人は、物事や話を理解する時に、必ず感情が動きます。
聞き手の感情を動かすためには、事実の羅列では不十分で、自分の考えや気持ちを加えることで、共感され、理解されます。
このことは、ビジネスにおける会話でも同じことが言えます。
単に事実を報告、伝達するだけでなく、そこに自分の意見や気持ちを添えることで、相手に理解してもらいやすくなりますし、話し手の人柄も伝わります。
例えば、
「R社に納品する商品、P社から今日届きました。」
と言うところを、
「R社に納品する商品、予定より1日早く届きました。P社は対応がいつも早いので安心です。それに1日早く届ければ、R社の我が社への信頼も高まります。」
と言えば、聞き手は状況がよりよく理解できるでしょう。
また、話し手が仕事のことをよく把握しており、取引先のこともきちんと考えていることも理解されるでしょう。
伝わる話をする、日常会話が上手くなるなど、話し上手になるためには、常に考える、常に感じる、という姿勢が欠かせません。