2020年9月27日就活準備に応答の丸暗記はやめよう
日本話し方センターの話し方教室では、教室を無料で見学いただくことができます。
このところ、この教室の見学に大学生の方が参加されることが目立っています。
参加動機を聞いてみると、やはり就職活動に備えて面接での話し方をきちんと学びたい、というものが大半です。
私は過去、中途採用面接の面接官として300回以上、就職希望の人を面接してきました。
新卒採用でも中途採用でも、面接で重視するポイントは同じです。
その経験からすると、就活生が絶対にやってはいけない、と思っていることがあります。
それは、想定される質問に対する答えを作ってそれを丸暗記することです。
日本話し方センターの話し方教室を受講している大学生や見学に来られる大学生に聞いてみると、想定問答を作って丸暗記せねばならない、と思っている人がとても多いのです。
しかし、残念ながら、その準備の仕方では、ほぼ合格はおぼつかないでしょう。
なぜなら、覚えてきたことを話しても、それは面接官の判断材料にはならないからです。
採用面接の面接官は、応募してきた人がどういう人なのかを知りたいのです。
例えば、次のような視点で応募者を見ています。
・どんな人柄か ~ 温厚か、前に出るタイプか、社交的か、おっとりタイプか など
・どんな価値観を持っているか ~ 出世したいのか、自身を成長させたいのか、人の役に立ちたいのか など
・組織でどういう役割を果たす人か ~ リーダータイプか、ナンバーツータイプか、役割をきっちり果たすタイプか など
・我が社で活躍できそうか ~ 物事の理解力があるか、粘り強さがあるか、責任感があるか など
そして、何よりも、「この応募者と一緒に働きたいと思えるか?」ということを見ています。
上のような視点からすると、丸暗記した答えを話してもらっても、わかることは何もありません。
私は質問に対する話しぶりを見て「ああ、これは用意してきた回答を言っているな。」と思ったら、申し訳ありませんが、その話はほとんど聞かずに次の質問を考えています。
そして上のような視点で応募者を理解するために、様々な変化球的な質問をします。
例えば、このような具合です。
「クラブ活動で皆が参加するように工夫した、ということですが、具体的にどういうことをしたのですか?」
「他にどういう工夫を考えましたか、そしてそれらをやらなかったのはなぜですか?」
「今から考えると、もっとこうすればよかったということを教えてください。」
応募者が言葉でいくら良いことを言っても、本当にそう考えているのか、ということを確かめたくなります。
その一番よい方法は、過去の行動とその時の気持ちや考えたことなどを具体的に質問することなのです。
そのために上のような変則的な質問を色々とします。
では、こうした面接に対して、採用面接を受ける側はどういう準備をすればいいのでしょうか?
私がお勧めするのは、小学生から今まで、心が動いたエピソードを丹念に書き出してみることです。
うれしかったこと、悲しかったこと、誇りに思っていること、後悔していることなど。
上に述べたように、面接では具体的な行動を話した方が説得力があります。
であれば、その具体的なエピソードをまず書き出してみましょう。
そして、それらを眺めてみるのです。
すると、自分では気付かなかった自身の価値観や行動のクセなどに気付けます。
改めて自分はどういう人間なのか、何を大切にして、これからどういう人生を送りたいのか、ということがよりはっきりしてきます。
そうすると、自分がしたい仕事、入りたい会社がよりクリアになり、志望動機が説得力のあるものになってきます。
実際にやってみると、時間がかかりますしかなり面倒くさいのですが、ぜひトライしてみてください。
日本話し方センターの話し方教室では、話し方全般について講義を行い、実習で改善トレーニングを行っています。
このカリキュラムは、採用面接で必要な、態度、表情、話し方、言葉遣い、話す内容などを網羅していますので、就活生にも必ずお役に立つ内容です。
ぜひ一度無料体験教室にお越しください!
このところ、この教室の見学に大学生の方が参加されることが目立っています。
参加動機を聞いてみると、やはり就職活動に備えて面接での話し方をきちんと学びたい、というものが大半です。
私は過去、中途採用面接の面接官として300回以上、就職希望の人を面接してきました。
新卒採用でも中途採用でも、面接で重視するポイントは同じです。
その経験からすると、就活生が絶対にやってはいけない、と思っていることがあります。
それは、想定される質問に対する答えを作ってそれを丸暗記することです。
日本話し方センターの話し方教室を受講している大学生や見学に来られる大学生に聞いてみると、想定問答を作って丸暗記せねばならない、と思っている人がとても多いのです。
しかし、残念ながら、その準備の仕方では、ほぼ合格はおぼつかないでしょう。
なぜなら、覚えてきたことを話しても、それは面接官の判断材料にはならないからです。
採用面接の面接官は、応募してきた人がどういう人なのかを知りたいのです。
例えば、次のような視点で応募者を見ています。
・どんな人柄か ~ 温厚か、前に出るタイプか、社交的か、おっとりタイプか など
・どんな価値観を持っているか ~ 出世したいのか、自身を成長させたいのか、人の役に立ちたいのか など
・組織でどういう役割を果たす人か ~ リーダータイプか、ナンバーツータイプか、役割をきっちり果たすタイプか など
・我が社で活躍できそうか ~ 物事の理解力があるか、粘り強さがあるか、責任感があるか など
そして、何よりも、「この応募者と一緒に働きたいと思えるか?」ということを見ています。
上のような視点からすると、丸暗記した答えを話してもらっても、わかることは何もありません。
私は質問に対する話しぶりを見て「ああ、これは用意してきた回答を言っているな。」と思ったら、申し訳ありませんが、その話はほとんど聞かずに次の質問を考えています。
そして上のような視点で応募者を理解するために、様々な変化球的な質問をします。
例えば、このような具合です。
「クラブ活動で皆が参加するように工夫した、ということですが、具体的にどういうことをしたのですか?」
「他にどういう工夫を考えましたか、そしてそれらをやらなかったのはなぜですか?」
「今から考えると、もっとこうすればよかったということを教えてください。」
応募者が言葉でいくら良いことを言っても、本当にそう考えているのか、ということを確かめたくなります。
その一番よい方法は、過去の行動とその時の気持ちや考えたことなどを具体的に質問することなのです。
そのために上のような変則的な質問を色々とします。
では、こうした面接に対して、採用面接を受ける側はどういう準備をすればいいのでしょうか?
私がお勧めするのは、小学生から今まで、心が動いたエピソードを丹念に書き出してみることです。
うれしかったこと、悲しかったこと、誇りに思っていること、後悔していることなど。
上に述べたように、面接では具体的な行動を話した方が説得力があります。
であれば、その具体的なエピソードをまず書き出してみましょう。
そして、それらを眺めてみるのです。
すると、自分では気付かなかった自身の価値観や行動のクセなどに気付けます。
改めて自分はどういう人間なのか、何を大切にして、これからどういう人生を送りたいのか、ということがよりはっきりしてきます。
そうすると、自分がしたい仕事、入りたい会社がよりクリアになり、志望動機が説得力のあるものになってきます。
実際にやってみると、時間がかかりますしかなり面倒くさいのですが、ぜひトライしてみてください。
日本話し方センターの話し方教室では、話し方全般について講義を行い、実習で改善トレーニングを行っています。
このカリキュラムは、採用面接で必要な、態度、表情、話し方、言葉遣い、話す内容などを網羅していますので、就活生にも必ずお役に立つ内容です。
ぜひ一度無料体験教室にお越しください!