日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2020年4月18日外出自粛の中、様々な情報に関心を持ちましょう

コロナ感染拡大に関する情報がネットやテレビで連日流れています。

こうした情報をきちんと把握しておくのはとても大切です。

特に最近、政府が作成した「3つの密を避けよう!」というビデオはドキッとしました。

ご覧になった方も多いと思いますが、まだの方はぜひご覧ください。



 

さて、外出自粛の中でも、話し方に磨きをかけることはできます。

その一つが、話の材料集めです。

コロナ感染を拡大させないための情報収集は非常に大事です。

それに加えて、日常とは違う状況にある今だから集められる話題も探しててみてはいかがでしょうか?

日本話し方センターの話し方教室ベーシックコースでは、日常会話の切り口として、「ハナシカタキヨウシツ衣食住」というキーワードをお伝えしています。

ハ・・・流行(はやり)
ナ・・・仲間
シ・・・趣味
カ・・・環境
タ・・・旅行(たび)
キ・・・気候
ヨ・・・健康(ようじょう)
ウ・・・スポーツ(うんどう)
シ・・・仕事
ツ・・・ニュース(つうしん)




こうしたテーマで相手に話をしてもらえるようにすれば、日常会話がスムーズに行えます。

この切り口で、話の材料=話題を集めてみるとよいでしょう。

以下に幾つか例を挙げてみます。

 

「ハ」の流行(はやり)でしたね。

コロナ拡大後、欧米では将来に不安を感じて、食料を自分で作ろうと考える人が増えているそうです。

そのため、空前の家庭菜園ブームだそうです。

また、外出禁止が長引いているニューヨークでは、不安な気持ちを落ち着かせるために、

ペットを飼う人が増えているそうです。

人は不安になった時、気持ちのバランスが崩れないように何かやりたくなるんですね。

コロナ拡大で疲れた心を、今までとは違うことをして癒やし、心のバランスを保とうとしているのかも知れません。

 

「ナ」は仲間です。

仲間と会えない中、オンライン飲み会が流行っています。

オンライン飲み会専用サービスも始まっています。

顔や背景を加工することができるので、こんな部屋を見られたらどうしよう、と気にすることもいらないようです。

このオンライン飲み会はコロナ収束後も定着するでしょうね。

普段でも、一人でいるのは寂しいけど、仲間とべったりもしたくない、という人は少なくないでしょう。

そうした人にはオンライン飲み会の、ほどよい距離感は居心地がいいのでは、と思います。

 

「衣」は衣服ですね。

今、衣料品はボトムスよりもトップスがよく売れているそうです。

これは、在宅勤務でWeb会議をする人が急増していることによるとのこと。

Web会議は上半身しか写らないですよね。

実際、私の周りでも上はスーツ・ネクタイですが、下はジーパンをはいて会議をしている人が何人もいます。

人は状況に応じて色々な工夫をするものですね。

いい意味で、少しでも楽をしよう、と考えるのは、よいことだと思います。

 

いかがですか?

このような情報はネットで検索すればかなり集まります。

それらを「ハナシカタキヨウシツ衣食住」の切り口で集めれば、外出自粛で一緒にいる時間が長い家族等との会話に活かせます。

また、カテゴリー毎に整理して残しておけば、コロナ収束後も、スピーチなど、色々な場面で使えるでしょう。

 

ところで、私は上のそれぞれの話題の最後に自分の意見をつけました。

自分の意見をつけると会話をふくらませることができます。

また、この話題でスピーチをするときは主題にすることができます。

 

以上、ぜひ実行してみてください!
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