日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2019年6月19日あいさつの効果

昨日は、ベーシックコース3月火曜教室の最終回、修了式がありました。

この修了式では、受講生の皆さんが「この教室で学んで得たこと」を3分間のスピーチにして発表します。

皆さん、しっかり練習して、堂々と、大きくハッキリした声で、話してくださいました。

以前にも書いたように、私は、この成果発表スピーチを聞いて、いつも深く感動します。

そもそも、受講される皆さんの目的は、あがり症を治して人前で堂々と話したい、人に伝わる話がしたい、というものでほとんどです。

しかし、昨日のスピーチでは、あいさつが大切だ、という内容の話しをされた方が半分以上いました。

もちろん、皆さんは、当初の目的通り、あがり症を克服して、人前で堂々と話しをされるようになっています。

しかし、私たちは、話し方を勉強する真の目的は、人間関係をより良くすることにあると考えています。

人前で笑顔でわかりやすい話しができるようになれば、また、相手の立場になって話しができるようになれば、人間関係はより良くなります。

それに加えて、あいさつは、人に話を聞いてもらえるような関係を築く上で重要です。

どんな話しでも、まず、あいさつをしてから始めますよね。

でも、実際は、このあいさつを、おろそかにしている人が、すくなくありません。

なので、私たちの教室では、まず、あいさつの大切さをお伝えしています。

昨日終了された皆さんは、あいさつの講義を聞いて、今までと違うあいさつを、日常で実践されました。

そして、その効果を実感されました。

ご家庭で朝、明るい声で挨拶をし続けたら、それまで殆ど会話がなかったお母さんと、たくさん話しができるようになった学生さん。

また、誰ともあいさつをしなかった職場で、自分からあいさつをし続けたら、メンバーと気軽に話しができるようになった会社勤めの方。

皆さん、実際に体験されたことなので、お話にも説得力がありました。

私は、聞いていて、何よりも、教室でお伝えしたことを、素直に実践していただいたことが、とてもうれしかったです。

少し勇気を出して、今までと違うあいさつをすることで、人間関係は驚くほどよくなります。

皆さんもぜひ、トライしてみてください!
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