日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2020年6月13日話し手の本心は音調で伝わる

今日も話し方教室のベーシックコース土曜教室を開催しています。



3密を回避するために、受講生には距離を取って座っていただき、講師はマスクをして講義をしています。

 

今日の講義のテーマは、「音声表現」です。

話す態度や表情に細心の注意を払う」で「メラビアンの法則」をご紹介しました。

メラビアンの法則とは、話し手が聞き手に与える影響力に関するもので、

① 話す態度(見た目、表情など)
② 声の調子(口調や話の早さ)
③ 話の内容

のそれぞれが矛盾するやり取りがあった場合に、どの情報をもっとも参考にしたかを明らかにしたものです。

この法則によると、話す態度が55%、声の調子が38%、話の内容が7%の影響力を持っているとのことです。

 

音声表現は、「声の調子」に関するものです。

33%の影響力があるものですので、おろそかにはできません。

しかしながら、私たちは日常、この音声表現を余り意識していません。

例えば、あることについて自分が悪かったと思っているけど、友達に「ごめんね」となかなか言えないとします。

こうした場合、私たちは何とか「ごめんね」という言葉を言おうとします。

そして、気まずい思いをしながらも、小さな声でぶっきらぼうな感じで「ごめんね」と言えたとします。

言った方は謝ることができた、と思っているでしょう。

しかし、相手は、謝ったか謝っていないかを、言った人の音調で判断します。

小さな声でぶっきらぼうに言ったのなら、「口先だけで謝ろうなんて思ってない」と判断されがちですよね。

なので、こうした場合でも「ごめんね」という言葉を、悪かったという気持ちを込め、それを音調に表して言う必要があります。

 

言葉は意味を伝えますが、音調はその人の心を伝えるのです。

 

人前でスピーチをするときも音声表現は非常に重要です。

聴き手の心に響く話し方をする人は、必ず音声表現が豊かです。

強調したい言葉を、高めのトーンや強い口調で話したり、わざとゆっくりと話したりします。

これらは、何れも聞き手にその言葉を印象づける効果があります。

例えば、社内プレゼンで「この施策の狙いは、新たな市場の開拓です。」と言う場合、強調したい言葉は「新たな市場の開拓」です。

この言葉を強い口調で言うと、聞き手は、力強さを感じて話し手に信頼を寄せるでしょう。

また、「この施策の狙いは、社員満足度の向上です。」であれば、強調したい「社員満足度の向上」をゆっくりと話すと、聞き手の心にスッと入ってきて納得感が高まるでしょう。

 

また、それらの強調したい言葉を言う前に少し「間」を取る、ということも重要です。

間を取ることで沈黙の時間が生まれ、それが小さな違和感となって聞き手の注意をひくのです。

 

こうした音声表現は、話に気持ちを込めることで一層やり易くなります。

話に気持ちを込めるためには、頭の中で具体的なイメージを浮かべて話すとよいでしょう。

また、人前で話をするときは、アイコンタクトで一人ひとりの顔を見ながら話をすると効果的です。

特定の人の顔を見ながら話をすると、その人に話しかける感じになり、日常会話のように感情を込めることがしやすくなります。

今回は「音声表現」をテーマにお話しました。
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