日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2020年7月17日密度の濃い人生を送るには?

今日はある企業の社内研修で講師を務めました。

この会社には4月上旬に感染対策をしながら社内研修をしており、今日は2回目の研修でした。

今日の研修で私が力点を置いたのは、言葉にする、ということです。

以前、「言葉にするものは救われる?」という記事を書きましたが、今回、改めて言葉にすることの意味について書きたいと思います。



 

今回の研修では、前回、話し方についてお伝えしたことの中から一つ選んで、それを日常の業務で実行した結果、どのような変化があったか、ということをスピーチにしてもらいました。

・話をする前に話の方向性(主題)を言うことにしたら、以前よりも話がスムーズにできました
・ゆっくりと話して間を取って話すと、相手に私の話を理解してもらいやすくなりました
・口の体操を毎日したところ、聞き返されることが少なくなりました

参加者の皆さんは、このような成果を積極的に話してくださいました。

また、研修の最後には、本日の研修で学んだことをグループで話し合ってもらいました。

この話し合いでも、皆さんは笑顔で様々な話をしてくださいました。

終始積極的に取り組んでいただいた参加者の皆さんには、本当に感謝しています。

 

ところで、私が言葉にすることにこだわるのには、理由があります。

それは、言葉にすることで、濃い人生にすることができるのではないか、と思っているからです。

一般に、子供から大人になるに従って、時間が短く感じるようになる、と言います。

それは、一つひとつの経験を子供の時ほど味わっていないから=記憶に留めていないから、という説があります。

私はこの説に説得力を感じています。

 

なぜせっかくの経験を記憶に留めないのか。

それは、経験を積むことで慣れが生じ、新たに経験することに新鮮さを感じなくなるからではないでしょうか。

ああ、これは以前に経験したことと同じだな、と思うと、その時点で記憶には留めなくなります。

では、過去に経験したことを記憶に残すにはどうすればいいか。

その一つの手段が言語化です。

自分たちの子供時代を振り返ってみると、何かあるとすぐに言葉にしていたことに気付きます。

・お母さん、今日学校のテストで100点取ったよ。
・B君ってさ、いつもふざけて掃除しないんだよ。
・さっきすれ違ったおじさん、かっこいい帽子被ってたね。

子供は心が動いた出来事をすぐに言葉にします。

しかし、大人になるにつれて、既に経験したことが多くなり、心は動かなくなる。

言葉にすることもありません。

であれば、意識して言葉にすることで心が動き、瑞々しい感性を維持することができるのではないか。

私はそう考えています。

 

せっかく取り組んだことをそのままにせずに、ぜひ言葉にしてください。

自分の気持ちや考えを言葉に出してください。

そうすれば、新たな発見や気付きがありますし、記憶に残るので密度の濃い人生を送ることができるのではないでしょうか。

 

一方で、これからはスキルを伴ったセンスを磨き、それを仕事に活かすことができる人が評価される時代になると思っています。

そのセンスを磨くためには、言葉にして常に自分の感性を顕在化させていくことがとても大切です。

経験を通じて感じたこと、考えたことをぜひ言葉にしてください。
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