成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

話をまとめて主題を作ろう

私は光学機器メーカーにこの春新卒で入社し、営業部に所属されました。入社して3ヶ月後、上司の堤さんからメールの作成を指示されました。

私はその時初めて営業マンらしい仕事をもらったのです。新規のお客様なのでかなり丁寧なメールを作成して上司に報告しました。
「堤さん、メールを作成しました。まず会社のことを紹介しようと思います」
「いいんじゃない。チェックするから、ちょっと待っててね」
私は自信たっぷりでしたが、数分後、
「このメール、分量が多すぎるからもっと簡潔にして。それから意味不明な言い回しもあるので修正して」
「はい、分りました。すぐに修正します」
丁寧にメールを作成したのでちょっとショックでした。

ですが、改めてメールを見ると、分量がとても多くて何を伝えたいのかわかりませんでした。そこで私は話し方教室で学んだ「話したいことをまとめて主題(何が言いたいか)を先に伝える」ということを意識してメールを作り直しました。その結果メールは半分以下の量になりました。

改めて上司に確認してもらったところ、「うん。話もまとまっていてわかりやすくなったね。これでいいから送ってください」とOKをもらいました。主題を意識するだけでもこんなにも話がスムーズに進み印象も変わるのか、と改めて感じることができました。

それ以来、メール作成の仕事を何度か任されましたが、話し方教室で学んだ主題を意識して話をまとめることを常に意識しながら作成しました。その結果、訂正も受けずにスムーズに仕事を進めることができました。

ビジネスシーンでは用件を先に伝えることは鉄則です。主題を先に伝える大切さを、仕事を通じて改めて学ぶことができました。

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