成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

落ち着いて話をしよう!

8月の初め、話し方教室で最初のスピーチをするために家で練習をしていました。

「あれ、パパ、体揺れてるよ」

小学4年生の息子に指摘されてしまいました。自分自身あまり意識はしてなかったのですが、気付かないうちに風に揺れる柳のように体が揺れていたのです。これまで人前でスピーチをすることが何度かありました。話の内容はそれなりにまとめていたものの、発表の練習自体あまりしていなかったため不安から体が揺れてしまい落ち着きのない話し方になっていました。

話し方教室で毎週スピーチ練習をすることで次第に体も揺れなくなり話し方もゆっくりになってきました。また発表前には30回、多いときには50回繰り返し練習するため話の内容自体にも自信が持てるようになってきました。今でこそ大きな声で挨拶をしていますが、これまで自分の名前にもあまり自信がなく自己紹介でも大きな声で挨拶することはありませんでした。今は挨拶と名前を名乗るところから何度も繰り返し練習したので、自分の名前も自信を持って言えるようになっています。

先週のことです。

「ねー、パパ。次はどんな発表するの?ちょっと聞かせてよ」

毎週家族の前でスピーチ練習をしていたため、次の発表内容に息子が興味を持っていたようです。リクエストに応えてスピーチしてみました。

「うん。確かにパパの話し方は、少しは良くなってきたね」

「少しかよ!」思わず突っ込んでしまいましたが、普段から辛口の息子に一定の評価をもらい、人にも違いがわかるほど変わってきたんだな、ということが実感できました。

これまで人前で話すとき気持ちも体もどこか揺れていましたが、今は樹齢100年の一本松のように話し方も話す内容もしっかりと定まり人に話を聞いてもらいという自信が持てるようになりました。

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