成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

気持ちは声に表れる

普段営業の仕事をしていると実績が全く上がらず、アポイントメントすら入らない日があります。そんな日に電話を取りました。

 

「(暗い声で)池袋支店の西條です」
「坂本さんいらっしゃる?」
「坂本ですか。あー、あいにく外出しております。改めてご連絡させていただきます」

 

あー、私宛の電話じゃないのか。他の人の電話何か取ってる場合じゃないのになぁ。

 

そんな時、話し方教室で「プラス積極的な物の考え方をしよう」「言葉の前に心あり」ということを学びました。正直、真新しいことではなかったですが、ものは試しだと思って実行することにしました。

 

うまくいかない日もある。でも、今までだって努力を続けていれば何とかなってたじゃないか。そう考えるようにしました。

 

そんなある日のことです。

 

「(明るい声で)お電話ありがとうございます。池袋支店の西條でございます」
「もしもし? あー、あんまり丁寧な声だったから自動音声かと思ったよ。ところでちょっと聞きたいことあるんだけどいいかしら?」
「はい、お伺いいたします!」

 

普段は事務的にこなしていた電話応対も前向きに丁寧に対応しました。

 

「いろいろありがとうね、忙しいのに。でもとっても助かったわ。ところで、親切なあなたのお名前は?」
と意外な言葉が返ってきました。

 

自分の声を自動音声と間違われたのも、親切なあなたの名前を聞きたいと言われたのも社会人生活で初めてのことでした。

 

気持ちの持ちようでお客様に聞こえる声ってこんなに変わるんだ、と思いました。

 

実績を上げたわけではないけれど、声と対応を褒めていただいたことがとてもうれしかったです。

 

語彙力を鍛えれば上手く話せるようになると思っていましたが、「言葉の前に心あり」が大切なのだと実感しました。

 

これからもプラス思考を心がけていきます!

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