成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

この講座で得たものは気持ちの変化だった

以前、同業者同士の勉強会に出席しました。
「増田さん、今度仕事について簡単でいいから、みんなの前で話をしてみてよ」
「はい。承知いたしました!」
何の準備をせず当日を迎えました。
「こんにちは、今日は組織改善について話をいたします」
(あれ、考えてきたことを忘れちゃったよ・・・みんなの反応が悪いなぁ。俺のことを残念な人だと思ってるのかな。でも話が下手だから仕方ないよな)
といった感じでどこか諦めており、それ以来、人前で話すことをできる限り避けてきました。

一緒に仕事をしているパートナーの嶋村さんが流暢に話をしているのを見て
「嶋村さんは話が上手でうらやましいよ」
「えー、増田さんだって上手に話をしてるじゃん。あぁでも慣れもあるかもしれないね。俺はずっと人前で話をしていたからね。『話し方の講座』に通ってみたらいいんじゃない。何か得るものがあるかもしれないよ」
早速家に帰り、話し方講座で検索をしてこの教室に申し込みました。

初回の講義でのことです。
「次回までにスピーチを30回練習してきてください」
それを聞いた私は「練習するって必要なの? 少しオーバーに言っているんじゃないかな」と思っていました。
しかし、次の講義での
ことです。
「庄司さんと永田さんはほんとに30回練習をしてきたんだ。確かにものすごく上手に話をしてるなぁ。そうか練習ってやっぱり大事だなぁ」と思いました。
楽していきなり話し方が上手になることはなく、事前の準備が大事であることを学びました。

その後、再び同業者の勉強会があり、また発表する機会がありました。
事前練習を30回とまではいきませんが5回練習をするだけで、
「あれ? この言い方だとわかりづらいなぁ。この説明はいらないよな」と自分の頭も整理できてきます。余計な話もしなくなって言いたいことが明確になり、自分の考えや感想をしっかりと伝えることができました。

結果として話を終えたときには
「増田さん、今日の話はよかったよ」
いつもは厳しい大先輩からお褒めの言葉をいただきました。
「ありがとうございます!!」
今まで人前で話をするということは、私の中では罰ゲームでしかありませんでした。しかし「また話したい!!」という思いが湧いてきたのです。

まだ、とても話が上手とは言えませんが「好きこそものの上手なれ」ということわざがあります。これからも多くの人の前で積極的に話をして、話が上手になっていきたいと思っています。

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