成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

苦手なことから逃げずに挑戦しよう

職場で行った居酒屋でのことです。
「すみませ~ん」 (あれ、気づかないのかなぁ)
「すみませ~ん」 (聞こえないのかなあ)
幹事なのに、店員も呼べませんでした。

私は昔から「声が小さいよね。」とか
「え? 何? 聞こえない!」
とよく言われていました。

この教室でも
「佐藤さんは、声が小さいのかな。お腹から声を出すようにしましょう。」
と先生から言われました。
「やっぱり・・・私、大きな声出せないんだよなぁ。大きな声が出せる人はいいよなぁ。」
と、努力もせずに思っていました。

しかし、「スピーチは事前の準備で9割決まる。練習が大切だ」と学びました。
「お腹から声を出すってどういうことなんだろう? まずは教わった通り練習してみよう!」

口を大きく開けて、お腹に力を入れて声を出す練習をしました。
「あ~」(小さめで)
「あ~~」(中位で)
「あ~~~」(大きく)
「あれ? いつもと違う感じの声が出た気がする!」
毎日お風呂で練習しているうちに、だんだんコツがつかめてきました。

次の講義のスピーチの時、緊張で体が震え、心臓もバクバクです。
でも大きな声で話すことだけを意識しました。
「大きな声で挨拶をしよう、という話をします。」

「佐藤さん、よく準備されましたね。声も前回より出ていましたよ!」
と、先生から言ってもらえました。
「私もできるやればできるんだ!」 練習の成果を実感しました。

これまで私は、苦手なことに向き合わずに、逃げていたのだと思います。
しかし、「練習すれば苦手なことも何とかなるかもしれない!」と、前向きに思えるようになりました。
これからは、苦手なことにも向き合い、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。

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