成果発表

日本話し方センターのセミナー最後には、受講の成果を発表するカリキュラムがあります。その際の受講の成果発表文の要約をご覧いただけます。

話すことへの自信や、話の組み立て方の向上を実感された受講生が沢山いらっしゃいます。

ベーシックコース 成果発表

笑顔でコミュニケーションをとる

初めて教室に行ったとき、先生が言っていました。
「ここで恥をかけばいいんですよ。汗をかいて恥をかいてたくさん練習すれば
いいんです」
『そうか・・・うまく話せなくてもいいのか。ここで練習すればいいのか』
少し気が楽になりました。

でも初めて自己紹介をした時は、やはり震えました。

私は、人前でうまく話せない、思っていることを正しく伝えられないなど、
コミュニケーションに関する悩みをたくさん抱えていました。
だからといって、練習するわけでもなく、特に何の努力もしていませんでした。
いま、考えてみると、何をどうすればいいのか、それすらわからなかったのだ
と思います。

教室では、良い人間関係の作り方、心の持ち方など、性格の基盤となることや
スピーチの組み立て方、練習の仕方など実践的なことまで、たくさんのことを
教えてもらいました。

そして、その日に教室で学んだことを実生活で実践し、次の授業で発表しなけ
ればいけないので、必死で実行しました。
また、同じ悩みを抱えて一緒に成長していける仲間がいたことも、とても励み
になりました。
『みんなはこの2週間でどんなチャレンジをしたのかな、どんな風に変わって
いるかな』
だんだん教室に行くのが、そしてみんなのスピーチを聞くのが楽しみになって
きました。

「あなた、変わったね」
先生に言われました。とてもうれしかった。
自分ではあまりわかりませんでした。ただ、先生からアドバイスをいただいた
『感情を出す』という課題をクリアしよう。とそれだけに集中していました。

課題が変わりました。
“緊張して震えてしまうと何を言っているのかわからなくなってしまう”
という悩みから、どうやったら感情をこめて話ができるかになりました。これ
も成長の一つです。人前での話も「これを話してみようかな・・・」と前向き
に考えられるようになりました。

何をどうすれば良いのかさえ分かっていなかった自分が、今では何をしなけれ
ばいけないかを知っています。
大きな進歩です。

人は急には変わりません。
これまでの長い人生で培ったやり方を変えるのは簡単なことではありません。
でもひとつでも、自分が心がけて変えていけば必ず“変わる”と信じています。

まずは、笑顔でコミュニケーーションをとることを実践していきます。

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